冷え性の漢方治療 | 栃本天海堂薬局福島店のブログ

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立冬も過ぎて、日に日に寒くなってきています。

風邪のご相談も増えてきてますが、皆様如何お過ごしでしょうか?

女性は冷え性の方が多く見られ、漢方相談でも暑がりか寒がりかを訊くと、大抵寒がりとお答えになられます。

温かいお風呂でゆっくりつかられるのも良いですし、温かい食べ物をとられるのも良いかと思います。

勿論寒くないように、厚着もしくは重ね着をして防寒対策をしっかりすることはお勧めしますが、身体の中からじんわりと温めていくのに漢方薬は非常に有効です。

漢方では「五臓」という考え方があり、この「五臓」の中で「腎」という臓器が身体を温める発電所の役割をしていると考えます。

ですので、この「腎」が弱っている方は大抵冷えの症状を訴えられます。

漢方薬でこの「腎」をじんわりと温めることで、冷え性を解消することが可能です。

また、当帰や川窮などの生薬は直接血液を温めて、温かい血液を全身に巡らせるように働きますから、そのような生薬が配合された漢方薬もおすすめです。

これからますます寒さが厳しくなってきますので、漢方薬で身体の芯から温めていくのは如何でしょうか?