今回は
「心松健忘、恍惚去来、頭目眩冒」を解説します。
「心松健忘」とは、「しんしょうけんぼう」と読み、心松は精神不安や胸騒ぎを指し、動悸などを伴い、何とも煩わしい様子を表しています。そして健忘はよく使用される言葉で所謂「物忘れ」です。
また、「恍惚去来」ですが、精神・意識がはっきりせず、ぼーっとしている様子を繰り返していることを言います。
最後の「頭目眩冒」ですが、頭がはっきりせず、めまいやふらつきを呈している状態です。
今回は、牛黄清心元の動悸などを伴う精神不安な症状と、脳の虚血により意識障害などの症状を呈している症状についての解説となりました。
次回に続きます。