李登輝元総統にお会いして〜台湾訪問1〜 | 元衆議院議員 福嶋 健一郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

李登輝元総統にお会いして〜台湾訪問1〜

8月18日(水)から2泊3日の行程で台湾を訪問致しました。
これは、民主党の議員連盟である「日台安保経済研究会」の有志による訪台です。

日本と台湾は国交はありませんが、「中華民国外交部亜東関係協会(台湾の外務省
日本課のイメージ)」や「財団法人交流協会(在台日本大使館のイメージ)」はじめ
多くの皆さんのサポートによりとても内容の濃い訪台となりました。

成田からの飛行機出発が1時間ほど遅れ、台北着が現地時間の午後1時過ぎ。
慌しくホテルにチェックインしたあとは、初日の最大の行事。

李登輝元総統への表敬訪問です。

会場で緊張しながら待つこと15分。
大きな扉が開いて出て来られた李登輝元総統。
正直第一印象は圧倒されました。その存在感に。

しかし、いざお話しされると、更にその卓越した知識、歴史観、流暢な日本語に驚嘆。
また日本の政治経済事情にも精通され、次から次へと美しい言葉でしかし辛辣に論評されます。

特に、幕末の坂本龍馬のことや、この前日17日に台湾議会で可決されたECFA(台湾と中国との「両岸経済枠組協議」)に話題が及ぶと、エネルギッシュに。。

とても87歳とは思えない情熱に圧倒されました。

李登輝元総統のお話の後意見交換に。
私から、「台湾では与党国民党と野党民進党の違いはなんでしょうか。」という趣旨の
質問をしたところ、元総統からは次の一言。

「日本でも台湾でも一緒だが、与党野党問わず国を思う気持ちは同じ。
でもアプローチが違う。与野党を超えた強いリーダーが必要。」
そのことについて熱弁をふるわれたため、予定の時刻を大幅にオーバー。
結局質問できたのは私だけでした。

いつまでもお見送り頂いた姿を、瞼に焼付けつつ表敬は終了。

この日の夜は、訪問議員団長の中津川博郷代議士のご友人主催の夕食会。
「乾杯」「乾杯」で夜は更けてゆくのでした。。
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