馬英九総統の覚悟〜台湾訪問その2〜 | 元衆議院議員 福嶋 健一郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

馬英九総統の覚悟〜台湾訪問その2〜

民主党の議員連盟「日台安保経済研究会」の有志で台湾を訪問。

初日の18日は李登輝元総統にお会いしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kenichiro_fukushima/33069628.html

2日目の19日。日本では軽井沢に続々と同僚同志議員が集結する中、私たち一行は、前夜の余韻とお酒が十分に抜けないままに早朝から日程に入りました。

まず、交通部部長(日本では国土交通大臣)と意見交換。
部長は、観光の強化が必要であり、その点では
10月から就航する台北松山空港-羽田空港
直行便がビジネス需要とともに観光需要を満たすだろうとの発言。

私からは「17日に台湾議会で可決されたECFA(台湾と中国との「両岸経済枠組協議」
によって商業上或いは安全保障上の航空政策、港湾政策は変化するのか」と質問。
ただ、うまくはぐらかされた感じでした。。

「中華民国外交部亜東関係協会
(台湾の外務省日本課のイメージ)」主催の昼食会を挟み、
午後からは、海峡交流基金会
(台湾における「対中国窓口」)理事長、馬英九総統、立法院副院長(日本における衆議院副議長)、外交部部長(日本では外務大臣)を訪問した後に、
「財団法人交流協会(在台日本大使館のイメージ)」スタッフの皆さんとの夕食会でした。

馬英九総統への表敬訪問はとても短い時間でしたが、総統の支持率が低下している(一部の報道では20%を切っているところもあるそうです)中で、国民の60%が反対をしているECFAを進めてゆく覚悟を感じました。
http://www.president.gov.tw/Default.aspx?tabid=131&itemid=22167&rmid=514

本当に国を憂うのであれば、逃げずに、堂々と信じた政策を進めるのが真のリーダーです。
少なくとも、馬総統や李元総統からは発言のブレや弱さ、思いつきは感じられませんでした。
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