毛色遺伝子の勉強法 4 | 福が来た!

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保護犬福丸の毎日のことを
お知らせするブログのつもりでした…

さて、ラブの説明

 

問題になるのは、黄色の部分のみですが、それは、毛色の変化に関係します。

それ以外の部分ももちろん、土台部分に関係してきます。

まず、Aシリーズ。

今回、ayayを入れていますが、今回はあんまり働いていません。

なぜなら、この真っ黒な色は、

Kシリーズの顕性のソリッドブラックの働きだからです。

このブラックは、Aシリーズで決めたフェオメラニンとユーメラニンの配置を無視して、

ユーメラニンオンリーにしてしまいます。

 

次、黄色くなっているBシリーズを飛ばしてCシリーズ。

Cシリーズはフェオメラニンに影響を与えますので、この真っ黒な色には影響を与えません。

Dシリーズ、ダイリューション。これは、顕性のDが2つの場合の場合は、何にも影響を与えませんが、

潜性のdが一つあるとフェオメラニンを退色し、レッドをゴールドに。

dが2つ、ddの場合、ユーメラニンとフェオメラニンに影響を与えますが、フェオメラニンにはレッドがイエローに

ユーメラニンは、グレーっぽく退色し、大抵「ブルー」と呼ばれます。

Eは飛ばし、Gシリーズ。グレー退色ですが、ラブの場合、gg固定で、退色しません。Gシリーズは、顕性で退色します。

HシリーズのハルクインとMシリーズのマールはラブにはありません。どちらも顕性でその性質が顕れます。

Rシリーズはローン。イングリッシュコッカースパニエルとかのブルーローンとかオレンジローン。

これも顕性でその性質が顕れるのでラブには模様が出ません。

SシリーズはラブはSS固定。潜性の場合、白い斑が出ます。シェルティのように足先と胸とか、パピヨンみたいに白地に模様が入ったり。でも、顕性のS固定なので、ラブには白い色が出ません。

Tシリーズのティッキングは、Sシリーズの白い部分に出るので、これも関係なし。

PとVはとりあえず保留。あんまり考えなくてもいいです。

 

つまりまとめると、CもDもGもHもMもRもSもTも、何も影響を与えてない、

Kシリーズの顕性のブラック……黒一色、ということになります。正確には、全身ユーメラニン、ということです。

そこに、Bシリーズが、B*。これは、BBの時に黒、bbの時にブラウンになります。

B*というのは、BBでも、Bbでも、という意味です。bは2つないとブラウンにならないから、ですね。

そして、Eシリーズも、E*。EE、Eeの時は、ユーメラニンには影響を与えませんが、eeの時にはユーメラニンをフェオメラニンに変えます。

でも、この黒ラブさんの時は、E*なので、黒のまま、です。

 

次、黄ラブ。

Bシリーズはそのまま。

Eシリーズは、eeで、ユーメラニンをフェオメラニンに変えてしまいます。

その結果、黒い色がなくなります。

普通の茶色や黄色の犬との違いは、鼻や目のフチ。

イラストでは赤茶っぽい色にしていますが、皮膚の色がそのまま出てくるような感じになります。

鼻や目のフチのことを「色素ポイント」と呼びます。

 

チョコラブ。

Bシリーズは、bbとなり、黒から焦げ茶へ。色素ポイントも焦げ茶になります。

EシリーズはE*で、変化なし。

 

まとめます。

 黒ラブ…B*,E*,KK

 黄ラブ…B*,ee,KK

 チョコラブ…bb,E*,KK

KKは省略することも多いのですが、今回は入れてみました。

 

ついでに。

実は、bb,ee,KKとなることもあるのです。

チョコラブのE*がeeとなったパターンです。

その場合が、

です。黄ラブよりも色が薄くなり、ダッドリーと呼ばれます。

色素ポイントの色がさらに薄い感じです。

 

実際の黄ラブといえば、

こんな感じですよね。

もしかしたら、Cシリーズが働いて、薄い色になっているのかもしれないです。

 

いろいろ脱線しながら説明しましたが、

まず、おおざっぱにでも、各毛色遺伝子の働きを理解すること。

それから、毛色の数の少ない犬種で考えてみること

が、毛色遺伝子を理解することに役立ちます。

 

次は、キャバリアかな。

キャバリアのカラーは4種。

ブラック&タン、ブレンハイム、トライ、ルビー。

ブラック&タンは、全身黒に茶の麿眉、胸、口まわり、足先も茶

ブレンハイムは、茶斑

トライは、ブラック&タンに白い模様、

ルビーは全身茶

これも毛色の変化に影響しているのは2つです。ひとつはラブと同じ。

またそのうちに書こうと思います。