【敵を知り己を知れば百戦危うからず】
第7話
珍獣ノブハの話しは置いておきます。
その時よりも少し前の2001年4月の話しをします。
力善が最短で茨城県を制覇して、
全国大会出場を決めるために私が実践したことは以下の3つです。
①自他の把握(敵を知り己を知れば百選危うからず)
②真似る(結果を出している指導者を真似る)
③人を集める(道場生を増やす)
今回は、①自他の把握について、私がしたことをお話しします。
前所属道場から、力善に来てくれた子どもたちに惨めな思いはさせたくなかった。
当時のこの気持ちは、第3話でお話しした通りです。
そのために前所属道場よりも人数を増やしたい。
そして、優れた実績をあげたいと思いました。
そこで、計画したことがあります。
それは、観梅大会で優勝者を出すということでした。
観梅大会とは、毎年2月に開催される茨城県大会です。
当時、全国小学生学年別柔道大会がないこの時代、唯一の個人戦の県チャンピオンを決める大会でした。
当時の力善の主力である佳奈子⑥、ちとせ⑤、由貴④の3人を優勝させることを決意しました。
決意はしましたが、全く状況を把握していませんでした。
そのためには誰を倒さなくてはいけないのか?
どこの道場の誰が強いのか?
そのような情報が全くないままに決意だけを先にしました。
3人に話すとキョトンとしていました。
3人の親に話すと鼻で笑われました。
因みに力善を設立した前年度は、観梅大会には出場しませんでした。
この大会の重みもよく分からなかったので、水戸まで行くのめんどくせー(古河からだと約100㎞、当時は高速も繋がっていない)という感じで参加しませんでした。
決意したからには必死です。
孫子も言いました。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。と。
私は以下の2つを徹底的にリサーチしました。
①県内の何処にどんな道場があるのか?
②どの道場にライバルとなり得る強豪選手がいるのか?
①については、力善の練習場所の中学校の柔道場の本棚に、過去の県柔連会報があったので約10年分借りてきました。
道場紹介、大会結果等、それらを読むことでどの町に何という名前の道場があるのかが分かりました。
それを市販されている茨城県地図に記載していきました。
今回その地図が押し入れの奥から出てきたので、ご紹介します。
2001年の物です。
後年、若干付け足しをしています。
完成したこの地図を広げて、高い所からよく眺めていました。
県内道場のことは、120%把握しようと努めました。
ずっと眺めていると不思議な感覚に包まれます。
すでに茨城県を制覇した感覚です。
これは自己洗脳というものなのでしようか?
力善が最短で県を制覇できた要素の一つに、この茨城県地図の効果は絶大でした。
つづく
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