ご訪問ありがとうございます。
今日は、発達障害の長男の過去の事を振り返り、気づいた事を書こうと思います。
私の長男は、小学3年生の時に、自閉症スペクトラム障害と診断されました。
そして、小学1年生の頃、お友達関係でこんなことがありました。
当時通っていた小学校は、自由登校だったので、お友達と学校へ行く子もいれば、1人で学校へ行く子もいました。
私の長男は、「人が好きで積極的に関わろうとする」ところがあり、幼稚園から仲良しの4人組の子を途中でみかけ、その子たちについていくようになりました。
でも、私の長男は、保育園通いだったので、幼稚園から仲良しの4人組とは面識もなく、初対面の子ばかりです。
それでも、1人でついていってました。
ある日、その4人組のお友達から、「ついてくるな」とか「逃げろ」とか言われていました。その様子をみて、私は、長男に、「お友達が嫌がっているからついていくのはやめよう」と言いました。
翌日になり、また登校する時、長男は、また仲良し4人組をみかけると、ついていきました。私は、「もうついていくのは嫌がっているからダメだよ」と言いますが、長男はその行動がやめられません。
そして、何日も同じようにその仲良しの4人組についていくので、私は道を変えたり、時間をかえたりしてみますが、途中であえば、やっぱり同じ行動をしてしまいます。
旦那にも相談しました。そしたら、旦那から、長男に「嫌がられてるのわかるか?嫌がられているのにそれ以上ついていくともっと嫌がられるで」とか「自分も嫌なことされたらどう思う?」など話をしてくれました。
少しは話を聞いたからなのか、ついていくのは以前ほど減りましたが、それでもであえばついていってしまったり、話しかけたりして一緒に行こうとしました。
もう長男は、中学3年生で8年前になります。
でも、ずっと何でついていく行動がやめられなかったんだろう…と不思議でした。
当時は理解できませんでした。
それが最近ふと分かったんです。
もう遅いですが…
小学1年生の時は、自閉症スペクトラム障害と診断される前でした。
自閉症スペクトラム障害の特性から、自分の気持ちを言うことが苦手で、また、相手の気持ちも気づきにくいところがあります。
当時、私は長男に、何でお友達に「ついてくるな」と言われても何でついていくのか、聞いたことがあります。
でも長男は、「わからない」とか「何で?」「…」という反応でした。
その時は、「嫌がられたらやってはいけないよ」とか「ダメだよ」と行動をやめるように注意してました。でもそれが響かなかった。
そして、あの時長男は、何か困ってたんだ、だから、やめられなかったんだと見方をかえました。
何に困っててやめられなかった?
???
と考えていたら…
あ!お友達と仲良くなりたかったんだぁ、
とすぐに気づきました。
お友達と仲良くなりたいのに、うまく関われなかったんだ、と。
あの時は何で気づかなかったんだろう…
そして今になって考えたら何ですぐわかったんだろう、と。
見方をかえただけ
でした
あの時は、長男が何かに困っている、とは考えてなくて、
とにかく嫌がられてるんだからやめないといけない、って行動をとめていたけど。
原因、長男がやめられなかった行動を何か困っているからやめられないんだ、という視点で考えられてなかったことに気づきました
それに気づいた現在はもう遅いですが、見方、視点をかえるだけで、分かる、気づくこともあったな、と。
長男は自分の気持ちや相手がどう感じるか、という事も、意識してききださないと、なかなか言えないです。自分の気持ちもわからないのに、相手がどう感じるかなんて、もっとわからないし、考えられなかっただろうな、と思います。
それも自閉症スペクトラム障害と診断されて私は理解しましたが、診断前は、何で長男は何回言ってもわからないんだろう、同じ事を繰り返すんだろう、って不思議でした。
子どもの嫌がられてもついてく行動
やめられない行動
何か困っている
やめられない行動をやめさせることに力を注ぐのではなく、見方をかえて
やめられない行動には子どもが困っている何かがある、それを知ろうとすると、違ったやり方で、一緒に解決できる方法を探してあげられたかもしれない、と気づいた次第でした
その時は、わからなかったけど、
見方や視点をかえるだけで分かる、気づくこともあるとしっかり理解しました。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました