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今日は『私が感じる発達障害育児の成功した体験』について書こうと思います。



私は、現在、中学3年生の発達障害の長男と普通の小学3年生の次男を持つ母です。長男は、小学3年生で自閉症スペクトラム障害と診断されてます。


診断を受けた頃の過去は、今思うと人生のドン底まで落ちた辛くて苦しい体験でした。でも見方を変えると、誰もが経験できない貴重な体験をしました。


当時はたくさんの問題を抱えて過ごしてました。
・不登校
・癇癪から自傷行為
・母子分離が困難 など
(他にもたくさんあります)


今回は、『不登校』について焦点をあてて書きますね。


なぜ不登校になったか?というと、小学3年生の12月に引っ越しをしました。引っ越しをした理由は、学校でお友達トラブルがたえず、家に相手の父親が怒鳴りに来る、同じマンションの相手の母親から苦情を言いに来られるなどから旦那が『引っ越ししよう』と行動しました。


その頃は、長男の診断前に引っ越しを決定し、その後診断が分かり、自閉症スペクトラム障害には、環境変化に弱い事が後になって知りました。


そして、小学3年生1月の三学期から転校しました。初日は私と登校し学校に行けましたが、翌日から「学校に行きたくない」となりました。



学校に行きたくない理由は、
・制服が嫌だ(前の学校は私服でした)
・集団登校が嫌だ(前の学校は自由でした)
・お友達が変わった、馴染めない
・音が気になる          など


不登校で成功した体験は、
学校の先生、その他の人に関わってもらった事です。
(それ以外にも工夫したところもあります)


例えば、
朝学校に行くことを渋り行けない時

先生が家まで迎えに来てくれました
(担任の先生、管理者の先生、支援の先生、同学年の先生など)

もちろんそれでも行けない時もありましたが、母の私の力だけでは到底無理でした

それでも行けない時
放課後等デイサービスを利用し、朝から行きました(朝からは無理なデイサービスもあります)


家で過ごした時
学校の先生が様子を見に来てくれました
・教育センターの相談担当の方に相談し話を聞いてもらいアドバイスをもらいました





発達障害の育児で成功した体験には、
人に助けてもらった事
・人に話を聞いてもらった事

とにかく
・人に関わってもらった事  です。


1人で抱え込まなくていいんです。
これまでの私は、人に頼りたくない、何とか自分の力でやる、という思いが強かったです。頼られる立場が多かったからかもしれません。



発達障害の長男の育児を通して、人に頭をさげたり(謝罪)、人に助けてもらったり、『受けいれる』『受けとる』ことを教わった気がします。
これも見方を変えれば、貴重な体験です。


悲観的に考えるときりがないです。暗く辛くなっていきます。でも意識を変えるだけで、見方も変わり、辛い過去が貴重な体験に変わり、誰かの心に届くこともあります。そして、そんな経験があったからこそ成長し強くなれた気がします。