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  岡山 きもの人 三代目店主の着物ブログ

  岡山市表町商店街で三代続く美しいきもの福岡屋店主。
  着物って色々な約束事があって面倒。
  管理が大変。
  一人では着れない等、面倒を解決します。

こんにちは♪
着物を着れる喜び、着る楽しみを提供する着物コンシェルジュの

黒田 浩一です。


RSKラジオ「ごごラジViViッと」毎週火曜日レギュラー出演中
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今日の話は「リスクマネージメント」そお、日本語で危機管理

最近はいつ、どこで、何が起こるか分からない

日頃から備えをする事は大切

そこで、今日は、昔の人はリスクヘッジの知恵があったと言う話

その事例を紹介します

先ずは比叡山、比叡山 延暦寺(えんりゃくじ)には1200年燃え続ける「不滅の法灯」とういものがあるらし

しかし約440年前に織田信長が焼き討ちをしたのに何故残っているの?

実は、法灯は、分灯され、立石寺(りっしゃくじ・りゅうしゃくじ、山形県山形市山寺)で灯し続けられていたのです

それを元の延暦寺に再分灯しましたので、法灯は1200年も灯し続けられているってことです

「備えあれば憂いなし」という事例

次に皆さんご存知の伊勢神宮、伊勢神宮も20年毎に本堂を移しかえる

ひとつの理由は宮大工の技術を後世に受け継がせるため 匠の技を次の世代に残すため

勝海舟さんも西郷隆盛との江戸城開城の交渉の時、もし交渉が決裂した時は、将軍一家をイギリスに亡命させる用意をしていたし、新門辰五郎に江戸中に火をつける事を頼んでいた

このようなリスクヘッジ、準備と覚悟が出来ていたから一歩も引かない交渉が成功した

諺にもあります「狡兎三窟(こうとさんくつ)」

<すばしこいウサギは三つの隠れ穴をもって危険から身を守る意から>
▽「狡」はすばしこい、また、悪賢いこと「窟」は穴。

悪く言えば、ずる賢い者は用心深く、抜かりなく困難から逃れる手段を用意している

私達の周りには常にリスクがあります

普段から万が一に備えての工夫と心構えを持っておきましょう

正に、リスクヘッジ

常にリスクヘッジしておきましょう

彼氏のリスクヘッジもねべーっだ!

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遠藤さん
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今日は「笑顔」について。

「ぶすっ」とすると顔も心も「ぶす」になる。むっ

わたしの今年の抱負は昨年と同じで「いつも笑顔で活き粋きと」です。

不機嫌な顔をしていると廻りの人に気を使わせる。

廻りの人に迷惑をかける。

笑顔(笑い)があれば人間なんとか、幸せに生きていける。

アメリカの有名な心理学者ウィリアム・ジェームズもこう言っている。

「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。楽しいから踊るのではなく、踊るから楽しくなる」と言う心理があるらしい。

福沢諭吉も「学問のすゝめ」で「顔色(がんしょく)容貌(ようぼう)の活発(かっぱつ)愉快(ゆかい)なるは・・・人間交際において最も大切なるものなり」と言っている。

常に脳の中を「快」にしておく、これが大切!

アメリカのレーガン元大統領もウイットに富んでる人です。

大統領在職中に拳銃で狙撃された。

その手術を受ける時に、医師にこう言った。

「君たちは皆、私の所属する共和党支持だろうね」

そこで医師たちも「今日だけは全員、共和党支持ですから、ご安心ください」と。。。

苦しい時、困ったときにふっとユーモアを口にし、その場の雰囲気を和ませる能力を身に付けましょう。

今年は笑顔ですごしましょうにひひ

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皆さん、お正月はゆっくりできましたか?

私はおかげさまで何十年ぶりにゆっくりと三が日を過ごせましたニコニコ

そこで今日のお話はせめてお正月ぐらいは「ゆっくりお休みしましょう」という気持ちを込めて、
四人の妻の話

ある町に4人の妻を持つ男がいました。

第1の妻は、彼の最も愛する女で、働いているときでも休んでいるときでも、決して離したくないと思っています。

毎日化粧をさせ、寒いにつけ暑いにつけ彼女をいたわり、欲しいものを買い与え、行きたいと言うところには連れて行き、食べたいものは何でも食べさせ、彼女の言いなりに寵愛していました。

第2の妻は、大変苦労して、人と争ってまで得た女で、いつもそばにおいて可愛がっていますが第1の妻ほど愛してはいませんでした。

第3の妻とは時々会って慰めあったり、気ままを言い合ったりしている仲です。一緒にいると互いに飽き、離れていれば会いたくなる仲であります。

第4の妻はほとんど使用人と変わりません。

彼女は毎日忙しく立ち回り、罵られながらも夫の意のままに立ち働いています。

にもかかわらず夫からは何の愛情も受けず、慰めの言葉も掛けてもらった事がありません。

夫の心にはこの第4の妻の存在はほとんどありませんでした。

ある時、彼は第1の妻を呼んで、「私はこれから遠い国へ行かねばならないが、私と一緒に行ってくれるか」と言いました。

普段から勝手気ままな彼女は「あなたがどんなに私を愛してくださっても、そんな遠いところへ行くのはいやです」と言って聞きませんでした。

男は第1の妻の非情を恨んで、第2の妻を呼びました。

「おまえは私と一緒に行ってくれるだろうな。苦労してやっと手に入れたおまえではないか。」 すると第2の妻は「あなたが一番愛しておられた女性さえ一緒に行かないのに、どうして私が行けますか。

あなたは自分勝手に私を求めたのでしょう。

私のほうからあなたを求めたのではありません。」と言って辞退しました。

次に彼は第3の妻に頼みましたが、彼女も「私はあなたのご恩を受けていますから、町の外れまでお送りしましょう。でもお伴はいやです。」と断りました。

男は半ばあきらめながらも第4の妻に「私と一緒に行くかい。」と尋ねますと、彼女は「私はあなたにお仕えしている身でございます。

苦しくても、また死のうと生きようとあなたのおそばを離れず、どこまでもお伴いたします。と答えました。

彼はいつも愛していた3人の妻を連れて行くことが出来ず、やむを得ず日ごろ愛情のなかった第4の妻を連れて旅立ちました。

この中で、ある町とは生の世界です。遠い国は死の世界です。

彼の第1の妻とは彼自身の肉体であります。

人は自分の体を大事にします、薬を飲んだりエステに行ったり、着飾ったり・・・ネ

第2の妻とは彼の持っている財産です。

どんなに苦労して手に入れても死ぬときには持って行くことが出来ません。

第3の妻とは父母、兄弟、縁者たちのことです。

生きている時はお互いに親しみ、離れがたい間柄ですが、死んだ時は墓場まで送ってはくれます。

第4の妻は彼のこころです。人間は目に見える物についついこころを奪われ、いつも後回しになります。

私たちは自分の身体を大切にします。

大事なことですが、いずれそれは滅びてしまいます。

財産も家族もまた大切ですが、永遠に所有することは出来ません。

お正月くらいは精神をゆっくりと休ませて、豊かな気持ちをもって過ごしませんか?

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4人の妻
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黒田 浩一です。

「もう直ぐ、お正月」という事で門松のお話でも・・・

年末はすす払いもして農業・穀物の神様、おおとしの神様をお迎え致しましょう。

その神様をお迎えする場所が、「門松」

そこで、今日は門松の由来をお話しましょう

神様は尖った所に君臨する、ようは、尖った所に降りて着て下さる。

門松は神様の依り代(よりしろ)です。

神様は門松めがけて降りてくる。

サンタクロースの煙突と一緒。

なるほど、あの尖った竹の先端に降りてこられるのか、とお思いの方違います、残念。

竹の下の部分に飾ってある松に降りてこられるのですョ。

松の葉っぱのツンツとしたところに降りてこられる。

では、「竹はなあに?」とお思いの方。

竹は長寿の意味。

「今年も健康で長生き出来ます様に」と飾るのです。

門松における主役は竹ではなく松。

だからこの事をよく知っている人は松だけ飾ると人もいるらしい。

あと、竹の切り口が斜めになっているものと、平たくなってるものがある。

これは徳川家康さんが生涯唯一負けた宿敵武田信玄との戦い(三方が原の戦い)
のリベンジを誓って次こそは武田信玄を斬るぞとばかりに斜めに竹を切った。

これが斜めに切った門松の竹の始まりとされている。

尖ったものを「反り(そり)」平のものを「寸胴」と言うらしい。

最後に、では何故神様は尖ったものに降臨するのか、簡単に。

雷様が関係してくる。

雷は高くて尖った所に落ちる。

雷が落ちた後は豊作になる。

そこで神様=雷になった。

だから神様は尖った所に降りてこられる。

以上門松のお話でした。

こんなちょっとした雑学を知っておいて、知ったかぶりせずにさらりと話す。

粋になれますぞ!

私の着ている着物は大島の白生地を瓶覗き色に染めた物と牛首紬の羽織

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黒田 浩一です
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もうすぐ成人式が・・・という事で「何故、振袖の袖が長いか」の話。

万葉集に「あかねさす紫野行き標野(しののめ)行き野守(のもり)は見えずや君が袖振る」という額田王(ぬかたのおおきみ)の歌があります。

この歌の意味は
「彼(大海人)は袖を振って私のことを好きだと伝えてるわ。
今は天智天皇と付き合っているの。
けれど、私は、まだあなたに気がある。
でも、そんなにあちこちで袖を振っていたら、警備の人がこれをみて、私たちの秘めた恋がばれてしまうじゃないの。」って言う歌。

実は以前、足額田王は大海人と結婚して一人の子供をもうけていた。

非常に複雑な三角関係を歌った。

この袖を振る行為、ただ単に合図を送っているのではなく神霊の作用をより活発化させようとする魂ふりの術から発生した行為。

簡単に言えば「神様!どうぞ力を貸して!」神頼み。

袖を振る事によって相手の恋心を自分の方に招きよせる意味が込められているのです。

こんな歌もある「海原の沖行く船を帰れとか領布(ひれ)ふらしけむ松浦佐用比売(まつらさよひめ)」

この歌は「愛する人が他国に旅立つ、その時に自分の肩にかけていた布を振って行かないで欲しい」と名残惜しんだという話。 
なけるね~~~カゼ

布を振るという行為は、別れていく人の魂を自分の方に呼び戻そうとする呪術だったらしい 怖い!  
その名残で今でも別れの時に手を振ったりハンカチを振る(ハンカチは古!)

話がそれましたが、振袖、特に振袖は袖が長い

時代の流れと共に、未婚の女性が早く結婚が出来るように先程お話した、魂振りの象徴である振袖を着る習慣が出来たらしいです。

結婚すると魂振りの目的が終わるので袖を半分に切り袖を止める事から留袖という名がついた。

昔は既婚女性の礼服は全て留袖と呼んでいた。

つまり振袖は未婚の女性が将来の伴侶となる男性に見初めてもらう衣装の役割をしていたのですね。

「何故、振袖って袖が長いの?」の話させて頂きました。

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下の写真は牛首紬の着物と羽織の私と入浴剤を持った安井 優子ちゃんニコニコ
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