こんにちは
ママ獣医師の鈴木綾香です
香港での中医クリニック、木森林動物整全療法中心で見学させていただいた子たちについて書いていきたいと思います
このポメちゃんは、慢性の下痢やてんかん発作が続いていた子。
私も触らせていただきましたが、首や頭周りが熱く、肩も凝ってました
診察のあとで鍼をやっていかれたのですが、鍼管という日本のように痛みを軽減するような管がなく、そのまま刺していくのが中国鍼。
とても細いものを使われていましたが、中国鍼って細いと刺すのが難しいし、ツボに入ったときのズンっと来る感じが重いので、嫌がる子も多いのですが、、、
さすが、レイキを前もってやっているおかげか？部屋が暗いおかげか？
さすが、レイキを前もってやっているおかげか？部屋が暗いおかげか？
かなり落ち着いてさせてくれていました
そしてこんなサングラスをかけられながら、次はお腹にレーザーを
下痢は今は落ち着いているそうですが、レーザーをお腹に当てることでかなり効いたそうです
それにしても、このサングラスも取ろうとしないのが不思議でならなかった
そして次に見学したのがこのトイプーちゃん
肝臓の値が高く、興奮もしやすいとのこと。
うーん、目周りも赤いし、舌には泡が出てるし、、、
体触ると硬いし、、、肩周り熱いし、、
と触らせてもらいながら、このタイプかなぁと思いつつ、先生が『どんなこと気づきました？あなたなら何をします？』
と言われたので、『こちらにそういう言葉があるかはわからないけど、痰湿が溜まってるかなと思います。体がパンパンなので私なら鍼とマッサージをします』
と伝えたら、こちらでも痰湿という言葉はあるようで。
『僕もそう思うよ。僕はマッサージはやらずにレイキでやってるけど、マッサージをやるなら背中の膀胱経を使うかな。』
と。膀胱経って、私がよくセミナーで話している背中の両端にあるツボですね
やっぱりそこが一番使いやすいし、効果があるんだなぁ
日本ではこのタイプの子、とても多くて、それこそ今度のセミナーで話す内容だったので、『香港でも多いですか？』とお聞きすると、『湿気の多い国だからね。とても多いよ。これが原因で病気を起こしている子はとても多いですね。』と。
このトイプーちゃんは、鍼にもずっと通ってるけど、前はこれよりももっと目も赤く、体ももっとカチカチだったと飼い主さんも言われていました。
日本でも見てて、なぜかトイプーちゃんが多い気がするなぁ、、、
さて次は、このゴールデンちゃん
言われているように、発作のあったあとは立てなくなったりすることもあったようだったそうですが、鍼をしだしてそれもなくなってきたそうで
香港でも今の時期は、こういう発作の子が多いそうです
やっぱり、日本も香港も同じアジア。
季節を通しての動物の病気も似てるんだなぁと実感しました
湿気が日本より強い香港は、脾胃を痛めることも多いだろうし、無駄な水も溜まりやすいから、普通のペットボトルでもこんなのが売ってある
右が冬瓜と薏苡仁が入ったもの。
ちなみにこういうペットボトルでも必ず裏にはちゃんと効能もかいてあって
日々こんなのを飲んで、食養生ができているんだなぁと感心しました
でもペットにはこういう中医の考えを用いる人もまだまだ少ないなんて勿体無いなぁ
動物のほうが人よりもっともっと素直に効くんだけどねぇ
色んなものを持ってきてくれて、説明してくれた林先生。
先生も人の方の鍼灸や中医学で学ぶことが多いんですって〜
ちなみに漢方は、私が使ってるものも多くて、興味深かったです
次回は、香港で見て食べた物について書きたいと思います〜
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