動物たちの体は、何歳で転機を迎える?? | ママときどき獣医師〜ペットに負担のない治療を目指して〜

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ママ獣医師・鈴木綾香です。東洋医学、整体、理学療法、レメディ等、色々な角度から治療を行う往診専門の動物病院・オムニア自然療法ペットクリニックを福岡で開業しています。2020年4月に,福岡の福間海岸前に『ペットも人も元気になれる施設』P&Hをオープンしました!

こんばんは照れ

 

 

ママ獣医師の鈴木綾香ですパー



すみません、少し記事を訂正しました

 

 

昨日載せた環軸椎亜脱臼のチワワちゃん、今日のご様子が送られて来ましたが、嘘のように普通に歩いているとのことびっくり

 

 

首がかなり楽になったんでしょうね照れ

 

 

このチワワちゃんは、今4歳。

 

 

実は、以前この子は佐賀のイベントで生年月日から見る陰陽五行体質診断をしていました。

 

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この子、肝(木)の所が1なのですが、これは元々生まれ持って肝が弱いということを意味します。

 

 

肝の働きである気の巡りが悪くなりやすいと捉えますので、春など特に肝に負担がかかりやすくなると、その悪さが目立ちやすくなると診断しました。

 

 

このような生まれ持った体質というのは、なかなか治らないものなので、弱いところに負担がかかりすぎると、いつか必ずそこの不調を表します。

 

 

 

よくセミナーでもお話ししていますが、人では(特に女性は)35歳くらいを境にガクンと腎精というものが落ちて、老化が進んで来ますえーん

 

 

この頃を境に色んな体の衰えや変化が出てくるのですが(私も今年36になり、本当に体が変わりました笑い泣き)、ワンコやニャンコの35歳というのは、だいたい4〜5歳くらいの時。

 

 

10歳以上の子で腎不全や癌、心臓病など大きな「病気」になっている子のお話を伺っていると、必ずと言っていいほど、この4〜5歳の頃に何かサインを出していることがあります笑い泣き



(東洋医学的に見ると性格とかまで含むような、飼い主さんが気づいてないくらいの小さなこともあります)

 

 

ここの段階で飼い主さんが体質に気づいてあげて、何かそこからケアができてたらいいのですが、普通はそこで症状を抑えるような治療をしてしまうことがほとんど。

 

 

例えば、このチワワちゃんのように「痛みがひどいから鎮痛剤を飲ませるとか手術でその部分を治療する」とか。

 

 

でも怖いことに、まるでもぐら叩きのように、体の中に押さえ込まれた「不調」は何かしらまた形を変えて現れて来ます。

 

 

その度に、「また違う症状がでたから、今度は別のお薬を与えて抑えないと!」とどんどんお薬が増えて行くことが多いです笑い泣き

 

 

だいたい病院で「難病」と言われるくらいたくさんの診断名がついている子ほど、何でもかんでも抑え込んでしまったことで、色んな症状がでて来ていることが多いのです。

 

 

そういう子を東洋医学的に見ると、案外原因は1つだったり、シンプルなもののことが多かったりもします。

 

 

私が、東洋医学を勉強しようと思ったのは、よくセミナーでもお話ししていますが、自分の息子が1歳の時に2回も肺炎で入院をし、毎日毎日お薬を飲み、毎週病院に行っては、どんどん強いお薬が出され、1歳にして5種類近くのお薬を飲んでいたことに、違和感を覚えたからです。

 

 

咳が止まらないからと、ステロイドも出されました。

 

 

一度落ち着いても、翌週にはまたぶり返す。

 

 

そんなことを繰り返して、「このままだと、この子は一生薬漬けになる」と思ったのです。

 

 

きっと、漢方や東洋医学に出会っていなければ、今の元気な息子はいません。

 

 

もちろん西洋医学が必要な時は、使わないといけません。



こういうことを書くと、西洋医学が悪いと思われるかもしれないけど、決してそうではないのです。

 

 

でも、だらだらと漫然と使うことはやめて欲しいのと、なぜそれが起きてしまったのかを、別の観点から見ることも大事だと思います。

 

 

さっきまで物凄く痛がってたのに、お薬を飲むことでピタッと痛みがなくなる。

 

 

物凄く痒がっていたのに、お薬を飲むことでピタッと痒みがなくなる。

 

 

こんなの怖いと思いませんか!?

 

 

体の中で一体何が起きてしまっているんだろう?と思いませんか!?

 

 

人の赤ちゃんや、このチワワちゃんのように1.9キロしかないような子達なんて、もっともっとお薬の影響は強く体に残ります。

 

 

「動物たちの体は、4〜5歳で大きな転機を迎える」

 

 

これは私なりの自論ですが、皆さんには覚えてて欲しいと思います。

 

 

この時に何かアラームが鳴って知らせてくれているということ、飼い主さんは見逃さないでくださいえーん



この時期にもちろん何も病気していないという子ももちろんいると思いますが、それは単に『西洋医学的な』病気であって、『未病』のサインはいくつか出ている子は多いのです。



例えば、膀胱炎になったとか、草をよく食べていたとか、お水をよく飲んでいたとか、怖がりさんだとかそんな小さなことでさえもです。

 

 

うちの亡くなったライは、5歳の時に起こした膵炎を抗生剤で抑え込んでしまって、その後もビニールを食べたがっていたのに、不調に気づけませんでした。

 

 

あの時に、根本から体を治してあげてたら、ライは小腸のリンパ腫にはならなかったかもしれません。

 

 

なので、ライの分、他の子達の不調に早く気づいてあげたいし、飼い主さんにその子の体質を知ってもらってケアしてもらいたいです。

 


私のように前の子やいま病気の子で不調に気づけなかったという方もいるかもしれません。



今私が往診に行っている9割はそんな子ですから。



でも、これからの子に生かしたり、今の子でもやれることはたくさんあると思います。



なので、そんな飼い主さんを責めるつもりは毛頭ありませんので、そこはご理解くださいね


 

今、あちこちでセミナーをやったり、往診も頼まれれば出来るだけどこでも行っているのは、うちのライが背中をガンガン押してくれてるからです(笑)チュー

 

 

1匹でも多くの子が病気にならず、最期の時まで飼い主さんと穏やかに暮らせるように。

 

 

これからもライと一緒に頑張りますチュー

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