おはようございます
ママ獣医師の鈴木綾香です
大阪セミナーの翌日、雨の中USJに行き、まーた体調を崩してしまいました
なので、昨日は一件の往診以外、ずっと寝てました
たまには休むことも必要ね、、、
でも昨日は、どうしても休めなかった、往診に行かないといけない子がいました。
毎週往診に行っていた慢性腎不全の猫ちゃんです
最初に往診に伺ってから、なんと7カ月もの間、毎週もしくは2週間に1回は会っていました。
その子が、昨夜亡くなりました、、、
1日に伺ったときには、まだ元気にしていて、最近貧血の値もやっと正常値に戻って、毛づやもとても良くなって喜んでいたところでした。
これは1日に撮って頂いた写真です。
この子は、いろんな表情をする子で、毎回飼い主さんと私をとても笑わせてくれてました。
治療が終わったあとは、いつも遠くから恨めしそうな顔で見てました、、、
でも、最初の頃のガリガリな時から700g近くも増えて、いつも治療のあとは、フワフワの毛になっていました。治療最初の頃はこんなに痩せていて、この頃は飼い主さんが何をやっても吐く、お水を飲みたそうにするのに飲めないということでした。
ここ最近は、腎不全からくる脱水による便秘がなかなか手強く、そこから吐き気が来るようになってしまい、かかりつけの先生と一緒に西洋医学的にも東洋医学的にもケアを続けていました。
昨日私が行ったときには、もう瞳孔が開いていて、呼吸もとても速くなって、たぶん意識ももうなかったんじゃないかと思います。
でも、しっかり私の方を見て、何か訴えているように見えました。
最期の日に私に会ってくれたこと、きっと最期私を一直線に見て、お礼を言ってくれたのかなと思います。
(もしかしたら、また来たか、こいつ!て思ってたかもだけど)
私が行ってから数時間後に、みんなに見守られながら、飼い主さんに抱きかかえられながら静かに亡くなったとご連絡がありました。
慢性腎不全の子は、最期まで吐き気がひどく、尿毒症から来る痙攣もずっと続く子もとても多いです。
大抵の子は、亡くなるときに吐き過ぎと脱水でガリガリになってしまっている子がほとんとです。
結構壮絶な闘病生活なので、飼い主さんもワンコ、ニャンコも疲労困憊することがとても多いように思います。
この猫ちゃんは、最期に一度痙攣が起きただけで、吐き気もお薬をあげたときに出たくらいで、続くものはなかったようです。
かかりつけの先生が『この血液検査の値で生きてたり、ご飯食べてることがすごい』と毎回言われるくらい、すごい生命力を持った子でした。
慢性腎不全で、一度もう駄目かもしれないと言われてから7カ月もの間、飼い主さんと穏やかに暮らせて本当に幸せだったんじゃないかなと思います。
私もこの子から本当にたくさんのことを教えてもらいました。
うちのライが具合悪くなる頃から見始めて、ライが亡くなった翌日から自分でご飯を食べるようになって、なんだかとても不思議なご縁を感じていました。
亡くなる数時間前に私に会ってくれる子たちは、きっと私に最期何か伝えてくれるような気がしてなりません。
動物の寿命がもっと長ければいいのにと本当に思います。
でも、限られた時間の中でこの子達はたくさんのことを私達に教えてくれるなぁと思います。
毎週会っていて、いつも笑わせてくれて、なんだか自分の子のように思っていて、本当に寂しくなるけど、この子のお陰で今ケアできている慢性腎不全の子もたくさんいます。
ライやこれまで見てきた子達のためにも、もっとたくさんの子たちが少しでも楽になるように、これからも頑張っていかなきゃと背中を押された日でした。
頑張ってこの子達の思い、たくさん伝えてきます
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