皮膚も呼吸器の問題も漢方で一緒に治す! | ママときどき獣医師〜ペットに負担のない治療を目指して〜

ママときどき獣医師〜ペットに負担のない治療を目指して〜

ママ獣医師・鈴木綾香です。東洋医学、整体、理学療法、レメディ等、色々な角度から治療を行う往診専門の動物病院・オムニア自然療法ペットクリニックを福岡で開業しています。2020年4月に,福岡の福間海岸前に『ペットも人も元気になれる施設』P&Hをオープンしました!

こんにちはお願い


ママ獣医師の鈴木綾香ですパー


今日は、一時期呼吸するのがやっとというくらいの発作があり、皮膚も悪くなっていたヨーキーちゃんのその後についてですびっくり


以前、こちらで書いてますので、読まれた方もいらっしゃると思いますが、この子のその後の変化です照れ
{861182DD-B290-48AF-9B50-285DB1DBEBF8}
こんな感じに特に顔周りの毛が抜けて、頭頂部もかなり熱くなってました。


この時には、呼吸もかなりきつそうで、飼い主さんも見ていてとても心配されていましたショボーン



そして、今!!見てくださいお願い
{B3D23393-A00C-433D-A549-A3C5C04D46EB}
綺麗なヨーキーちゃんになってるーお願い

こんな感じに、しっかり要求鳴きもするようになったということで


ものすごく元気になってます


中医学的に見ると、呼吸器系の問題と皮膚の問題は密接な関係があると言われています。


これらに関連するのは、『肺』というところなんですが、人でも喘息が治らない人はアトピーも治りにくかったり、便秘にもなりやすかったりと、一見全く関係のなさそうな肺と皮膚、大腸も関連性があるのです。


肺に潤いがなくなると皮膚や大腸にも潤いがなくなって、皮膚病がひどくなったり、便が固くなってでなくなるということに繋がるんですね


西洋医学的な治療だとそれぞれの治療になると思いますが、中医学だと、体質を変えれば徐々に全身状態がよくなってくるんです


最近、皮膚病のわんちゃんのご相談が増えています。


皮膚病と一言で言っても、中医学的に見ると、


体に熱を持っていたり、水が多すぎて出ていたり、乾燥して潤いが不足していたりと色んな原因があります。


その子その子によって持ってる体質が全く違うので、詳しくお話をお聞きしたり、体を見たりして漢方治療などを行っていきます。


この子のように、呼吸器症状と皮膚症状が出ている場合は、呼吸器症状は先に落ち着いてきますが、皮膚は少し時間がかかりました


今回のような場合、皮膚には、悪いものが出ているので、なるべく塗り薬や飲み薬などで押さえ込むのではなく、体の中から治して言ったほうがいいという考え方で治療していきます


飼い主さんも根気強さが必要ですが、しっかり自分の力で治す力がついてきて、嬉しいですね


なかなか治らない皮膚病があるときには、漢方の力を借りるのも一つの方法ですよ