ただいまです
ママ獣医師の鈴木綾香です
やっと昨日、福岡に帰ってきました
ブログをアップする時間もなく、バタバタとアメリカでの1週間が過ぎました
今回の研修では、色んなところに行かせていただいたのですが、リハビリ施設と合わせて皆さんにお伝えしたいことがあります。
それが、サンフランシスコの動物保護施設SF SPCAです
名前を聞いたことがある人もいるかもしれませんね
SPCAは世界のあちこちにある動物保護施設になります。
実は、大学のとき1ヶ月ですが、ニュージーランドにホームスティして、オークランドにあるSPCAでボランティアをしたことがあります
なので、SPCAの活動は知っていたのですが、サンフランシスコのSPCAはすごい
何がすごいって、設備がでかい!!そしてすごく綺麗!!
こちらは動物病院。一般のお客さんが来たり、保護した子達の治療をするところ。
別棟には、去勢や避妊手術だけをする病院もあり、そちらでは毎日30頭もの手術を行っているそうです
こちらの動物病院の収益や募金で、SPCAは成り立っています。
そして、こちらが猫のゾーン
一つ一つのお部屋がサンフランシスコの観光名所などをモチーフにしているそうで、こちらはゴールデンゲートブリッジ
基本的にこんな広い部屋に一匹ずつなんです
なんて幸せな
ワンコたちも広ーいお部屋
やっぱり大半が大型犬です
オークランドのSPCAも個室でしたが、こんな広くて綺麗ではなかったので、ただ驚くばかり
アメリカでも他の多くの国でも、動物を飼おうと思ったら、まずSPCAなどの保護施設に行くかブリーダーさんのところで買うのが一般的です。
まずペットショップには犬猫などの生体がいないのがほとんど。
日本はというと、私がニュージーランドに行った10年前とほとんど変わらない状態。
やはり、「動物を買う=ペットショップに行く」というのがなくならない限り、日本はかなり厳しいと思います。
また、特に犬を飼うときには、基本的にみんなトレーニングを行って外に出します。
日本では、犬の飼い方を全く勉強もしていない人が買ったり、ショップや病院などでも適切なしつけや飼い方を説明できてない場合がほとんどなので、問題を行動を起こす犬が当たり前にいます。
アメリカでは、ドッグビーチなど広いビーチなどではノーリードで散歩をしたりしている姿も見かけましたし、お店の中にも普通に犬と一緒に入ったりしていて、びっくりしました
これは、犬と人とが共存できるようにしっかりとトレーニングされているからこそ。
動物に関わる仕事をしているからこそ、こんな海外の状況、日本の現状を色んな人に伝え、日本の動物への接し方を改めて考えなければいけないと思いました。
日本にSPCAのような施設ができるのは、遠い未来かもしれませんが、私にできることを少しずつやっていこうと思います