
ママ獣医師の鈴木綾香です

いつもそうなのですが、今回の関東での往診でも、たくさんのよき出会いがありました

今日は、その中で往診に行った子達をご紹介します

今回、往診を頼まれたところは、皆さんFacebookからご連絡を下さったのですが、前もってワンコたちのお話を聞いていて、「やっと会えたねぇ~


柴犬のルリちゃんは、最初は「誰ー?!


やっぱり、日本犬は警戒心の強い子が多いですねぇ

それもあってか、日本犬の場合は、いっつも緊張状態にある子達が多いように思います。
なので、ルリちゃんの肩周りもカッチカチですよ

飼い主さんも「年を取ってから肩周りや前足付近を触るのを嫌がるようになった」と仰られていましたが、私も触ろうとすると最初は逃げられ…
なので、温灸で温めながら、超ソフトタッチでローラー鍼と手ですこーしずつ肩周りをほぐしていきました

そしたらですよ


寝てくれましたよ、ルリちゃん

しかし、ここに来るまで、かれこれ一時間くらいかかったような

いやー、やっぱり私の診察は往診じゃないとできないですね

いくらリラックスしても、動物病院の中でこんな表情は絶対してくれませんもん

ルリちゃん、やっぱり肩周りが相当痛かったんだと思います。
最後は、肩周りを少し強めにマッサージしても嫌がらず、やらせてくれました

ルリちゃんは、元々腎不全と言われていたようですが、とっても冷えがあり、腎兪の辺りもカチカチ。
それによって、前にも負担がかかり、肩周りがぎゅーっと詰まっていることで、「ゲーッ!」と吐くような咳をしたり、嘔吐をすることもあったようです

咳やよく吐くということで、病院で薬をもらっていてもなかなか治らない子達。
もしかしたら、中医学的に見ると別の原因があるかもです

飼い主さんの日頃のケアで改善するかも

ルリちゃんも優しい飼い主さんともまたいつかお会いしたいですー

