第一次世界大戦の後、世界各国は戦争の反省をして、次から平和に物事を解決しようねと話し合って国際連盟が発足しました・・
そして第二次世界大戦の後も、世界各国は「戦争の悲惨さを繰り返してはいけないよね」って反省して、国際平和のための国際連合が発足し、現在に至っています・・
以上が私個人の勝手な近現代史的な印象ですが、この歴史観は明らかに事実ではない・・日本人の間では反論されないかもしれないけれど、日本を一歩出ると確実に笑われる。逆に、ものすごく腹を立てられて、日本人ビックリするか・・少なくとも相手にされなくなる。
そのことを私は知ってるけれど、イメージの変更が非常にむずかしい。学校で刷り込まれると、上から何度塗り替えても下地の色がにじみ出てくる。
第二次大戦は枢軸国と連合国(=United Nations、UN)とで戦われたという。
ドイツ、日本、イタリアは「悪の組織」「人類の敵ファシズム国家」で、ファシズムをこらしめる「正義の組織」・・イギリス、アメリカ、中国、フランス、ソ連が手を組んで、枢軸国を成敗した。みたいな歴史観もある・・おおざっぱですが・・
そしてご存知かとは思いますが、連合国は第二次世界大戦中も第二次世界大戦後も、
英語表記に変更ありません。
「United Nations」「UN」です。加盟国を増やしつつ現在まで続いてる組織。
戦後の日本語の訳語だけが、日本と戦ったのは「連合国」、第二次大戦後は連合国のことを「国際連合」とべつの用語で表記してる。
べつの言葉だからべつの組織ですよという印象。第二次世界大戦後に、世界各国が集まって新しい組織「国際連合」をつくったんですよという印象・・
私は義務教育の課程から・・私だけだったのでしょうか・・そのようにカン違いしてたし、大学受験で受験世界史の丸暗記してたときも気がつかなかった。大学で英語を専攻してたのに全く気づかず、周囲で話題にもならなかった・・あり得ないマヌケさ、ですよね?
長い年月の中で、自分の中の近現代史のイメージを修正しても、誰がほめてくれるわけでなし、仕事と関係ない・・自分は受験指導してたから・・どうせ日本の受験では、ファシズムの台頭 → 人類あやうし → 連合国が人類に明るい未来をもたらす闘いをして → そのプロセスで二発の原爆が落とされて世界は平和を取り戻しました → その平和を守るため国際連合があるのです・・というストーリーを受験生たちに吹き込むだけです。
役に立たないんです・・社会的には・・そこはあくまで個人限定の問題だと私は思ってた。
でも違うんですってね?
個人の問題でもあり国家レベルの問題でもあり・・
近現代史を日本では学校できちんと取り上げない理由・・歴史の大切さを教えない理由・・授業の時間が足りないし受験には出ないから重要事項じゃないと聞いてますが・・そんなはず、ありませんよね?
敗戦国だからできない、教えてはならない、のでしょう?
やっと最近わかってきた・・長生きしてみるもんだ。一つおぼえの頑固頭も、水の流れが時とともに岩石にさえ穴を開けるように、最近ちょっとわかった気がしてる。
日本の戦後、終わってない。
日本は敗戦国あつかいのまま。
イギリス、アメリカ、中国、ソ連、フランスたち、連合国であると同時に国際連合である国々は、いまだに戦勝国側として君臨してる。
世界大戦は続いてる・・火薬のにおいのしない戦場・・私たちの日常生活そのものが舞台で、そこにあの注射の問題も・・
しかしこのストーリーさえも事実ではないらしいですね。
UN = United Nations、ユナイテッド・ネイションズ。
世界にあるのはこれ1つだけ。
日本だけが「連合国」と「国際連合」という二つの訳語を持つ。敗戦国の一般の人々への刷り込みの動かぬ証拠。なぜ日本がNOといえない国際的立場なのかを如実に物語っているように思われる・・↓↓
青山繁晴議員
— tetuwan atom (@TetuwanA) 2024年10月2日
国際連合は存在しません!? pic.twitter.com/MB7qWA7hO5
本日もおつきあいくださり、ありがとうございます。勉強不足でおかしなこと書いてます。気にしないでください。気になる方はご自身で調べなおすことをお勧めします。