知人がご夫婦で家庭菜園してる・・いさかいが絶えません。
農薬不使用ってとこは一致してるが、その他が一致をみない、
草のコントロールにしても肥料のやり方にしても、とにかく意見がちがう。
夫婦そろって作業してる時は奥さまが従っておられますが、
一人で畑にいるときは、互いに互いの好きなようにする。
いっしょに作業すると、相手の一挙手一投足が気に入らなかったりするらしい。
ご夫婦ともに実家は農家ですが、それでも意見がちがうんですねえ。
先日は自然農塾に参加。
大盛況で・・567以降、自然農塾の参加者は増加傾向なんだそう。
皆さん熱心で、質問してはメモをとってる方もおられます。
肥料についての質問が多い。
ヌカがいいか、油粕がいいか、混合したほうがよいのか、
もしくはヌカのみ、油粕のみ、混合と、使い分けるのか、
肥料をあげたほうがよいとき・あげないほうがよいとき、どう判断するか・・
そりゃもう細かな質問も出る。
「こういう話も聞くけど」「私はこうしてる」など参加者どうしで話は尽きず・・
また、草のコントロールですね、抜く・刈り取る・放置と3つの選択があり、
刈るにしても目的に応じて刈り方も工夫できる。
どんな場合に、どんな処置がよいか・・そんな質問も多い。
自分は聞いてるうちについ、
「野菜の苗が元気なら、とくに手をかす必要ないんじゃないか」と発言。
すると講師の方が、
「そう、その通り。しかし答えが一つにならないんですよ」と笑われた。
決まった答えがないんです。
後になって結果が出てから再検討するしかない。
だから自然農の畑は夫婦でもべつべつのケースがほとんど。
いっしょの畑でやると喧嘩になりますからねえ・・だそうです。
人間なんて自由にやらせておけば考えることもやることもバラバラ。
判断が当たり前にバラけるのなら、行動だってバラける。
それで子供のころから集団生活をたたきこむ学校・・
ああでもしないと軍隊のようにはならない・・
しかし結局は自分の判断でやらないと、成功してもしなくても納得しないと思う。
だからそれでいいんじゃないか・・津波てんでんこって言うでしょう。
イザとなったら自分の判断でお逃げなさいってことですね。
これ逃げるときだけじゃなくて生活全般、大小さまざまなことについて、
ひとそれぞれに考えとか判断とか、みんなあると思う。
バラバラだからといって争ったり喧嘩しなくていいじゃないって思う。
社会常識に合わせなさいってことでもないと思う。
畑がバラバラでぜんぜん問題ない。
大地のキャンバスに思い切り好きな絵を描けばいいじゃない。
それぞれの人生が実験なんだし、テーマもやり方もちがうの当たり前。
とことん好きにやればいい。
それが人間本来の姿だと思うよ。
さて・・だとしますと・・テレビに取り上げられてる話題だけが、
90パーセント以上の意見の一致をみるというのは、どういうことでしょう・・
そこんとこだけ判で押したように同じ意見で同じことを言うって、
おかしい・・ヘンだ・・むしろ不気味じゃないか?
テレビは洗脳マシンとして開発され、普及したと言うひともいますし、
核兵器より危険な軍事兵器というひともいるようですが・・
バッチリつじつま合っちゃうのがまた不気味よね・・