うらやましいと思う体・・この年齢にしてこの筋肉かと。

ただ一度の追突事故で倒れてしまった自分ですが、

何度事故にあっても・・その都度ちゃんと回復してる方もおられ・・

子供の頃から体を動かすのが得意で楽しかったという方もおられ・・

この筋肉では大病を寄せ付けない・・

こんなひともあるもんだとその都度自分は驚嘆するが、

ご本人とくに何とも思ってないご様子。

あまりありがたいと感じてない?

そりゃ生まれたときからそうなんだから・・それがその人のふつうなんだから・・

「いや素晴らしい筋肉だなあ・・」とか言ってもキョトンとされる。

まるで気がついてない。

その恵みにね。

あまりに無頓着で・・取り扱いがぞんざいに思われてならないが、

こんな筋肉してれば多少ぞんざいでもしっかり回復する。

体には苦労してなさそうだなあ。

う~ん・・こればかりはね・・子供の頃から辛酸なめてきた自分のことを思うと、

天から授かったものにケチをつけては罰が当たるし・・

体にはピークがあるので、失われてくのは時間の問題だし・・

 

「あんまり元気で調子のよかったひとが、いったんくずれると、

気持ちの折れ方がハンパない。そりゃ苦しいもんよ」って聞いたことある。

自分のピーク時を基準とした場合・・往年の輝きと比較しては嘆くほかなく・・

なんてゼイタクな悩みだ、できることまだいっぱいあるじゃないのって思うけど、

痛みは主観的なものだから、本人としてはやはりつらいよね。

 

自分の体はもらった体。

もらったプレゼントにケチつけるな。

もらったプレゼントをあれやこれや比較するな。

いずれこの体はお返しするんだよ。

一時的にお借りしてるこの体で、お借りしてるあいだに何をすべきなのか・・

それもっとよく考えよう。もっと考えなきゃなあ・・

 

天にお返しする体なのだから、と森下敬一先生はよくおっしゃっていた。

きれいな体にしてお返ししなさいねと言っておられた。

ありがとうございましたと心から感謝して返せるようにと。

そうね、そういうのが大往生というものかもしれませんね。