自力療法を真っ向から否定・拒絶されることは日常茶飯事です。
「体のことは、たとえ自分の体のことでも、
シロウトなんだから、かえって危険ですよ」
「体のことは専門家にまかせたほうが、よほど安心ですよ」
そのような意見がとても多い。非常に多い。
テレビで日に30回はそうした意見を聞くのでしょう。
テレビは洗脳って言うひともいるらしいけど、

・・自分の体は見てもいけない触ってもいけない。
体を見たり触れたりするのは医療従事者という資格者だけに許される。
自分の体を切ってもらったり中味もわからない薬を注入してもらったり、
医療資格者に、あなたの体を好きにさせておきましょう。
結果的に、それがいちばん確実なことなので、
どうか安心しておまかせください。
自分だけじゃなく、自分の最愛の家族や友人も、
医療資格者におまかせするのがいちばん安心ですよ。
お体は彼らの自由にさせておきなさい。


・・とまあテレビの意見てそういうことになってんじゃないかと、
勝手に想像させてもらう。
少なくとも過去の自分って、まさにそういう考え・そういう感覚だったよ。
自分で自分の体をよく感じ、よく観察することは、
医療資格者の特権をおびやかす。

罪悪のような、タブーのような感じがしたもんです。

お金も大切なら命も大切。

だからお金は銀行へ、病人は病院へ。
これがベストの答え、みんなの正解ってことになってるのかな。
「自分の体のことは自分がいちばんよくわかってるよ」って、
きっぱり言えるひとは少ないと思います。
自分の体のことをいちばんよくわかってるのは自分自身、

そうでなければ生き方死に方の選択など自分でできるはずもないって、
自分はそう思うから操体法をやめずに続けてるんだ。