体で苦労の絶えない方に、「足首ですよ」と説明したら、
ふ~んと鼻先で笑われた。
初心者レベルだからしょうがないと思うけど、
自分やひとの体験もふまえてどんなを話しても、
鼻先でバカにしたように笑われる。
敵意までは感じられず、

恐らく本人は自身のそのようなリアクションに気づいてない。
何となくそう感じます。

鼻先で笑ってバカにする。
そうしたくなる気持ちは誰にでもあるけれど、ふつうはじょうずに隠す。
したり顔で、「まあそうですか、そうなんですね、うんうん」と、
強くうなずきながら熱心にメモをとってても、
たやすく分かるはずもなく、心中バカにして笑ってるもんです。
少なくとも自分がそうなんですよ!
正しい教えをすなおに受け入れることができたなら、
苦労しないで済むんだけど、
自分の理解が及ばないことについては、
「ま~たまたあやしい話」と思う自分がいて、せせら笑っているのです。
自分のほうが正しいよって優越感も手伝ってるみたい。
そんなことだから苦しみを抜けられないんだよなと、
自己憐憫の気持ちもあるにはある。

自分のつくづく困ったところは、
自分の常識の枠をこえた話はバカにして受け付けないってこと。
この自分の常識というのは厄介で、

日ごろの不勉強と無知によるものなんですね。

そして自分のよいところは、
バカにして受け付けることのできなかった話は、
「そうか、そうだったのか」と確信できるまで、
5年だろうと10年だろうと、折にふれ調べて質問して確認とる。
気の遠くなるほど時間のかかる作業で
宿題は山積み。

一生退屈せずに済むでしょう。