自給自足の田舎暮らしをしてるひとのところへ、
ホームステイしてた時期がある。
奥深い山で、いろりや薪を焚くことが、当たり前の生活。
長い年月、煙でいぶされてきた家屋は空気がちがう。
内部は燻煙され、煙のにおいに包まれる。
さいしょはちょっと気になったけど、
次第になじんでしまった。
チベット旅行のときは、もっと強烈な煙で、
杉の一種だと思うのですが、
家でも町の中でも一日中焚き続けてるもんだから、
宿のふとんも何もかも煙のにおいを逃れることができず、
そのしつこさに嫌気がさしたほどでした。

 
先日、テーブルマウンテンに行ったとき、
車の音が何も聞こえないのに驚きました。
風の音、草や木々のそよぐ音、それに鳥の声。
それ以外、ほんとになにもない。
いかに自分の日常空間が、
車のエンジン音や、工事の機械の音から逃れられないか、
あらためて気づかされました。
また、「ここの空気はぜんぜんちがうね」と、
地元の方がしきりに言い合うのです。
この山から帰宅すると、驚くこともあるって。
そのくらい汚れた空気の中で生活してるということを、
あらためて気づかされるという。
 
確かに自分の居住空間は、
排気ガスとエンジン音に満ちている。
それと関連あるかどうかわかりませんが、
むしょうにヨモギの煙を焚きたくなることが、ある。
喫煙の習慣はないのですが、
煙のにおいを吸い込むと妙に安心します。

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