ことのは 119 聞く耳持たぬ独善性が不信を量産する | マネジメントの「ことのは」  ==福岡明善の「学びのヒント」==

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現在マネジャーとして活躍するみなさん、これからマネジメントの道を志したいみなさんへの応援メッセージとして、みなさんの気づきを促進できるような「生の言葉」(私は「ことのは」と呼んでいます)をご紹介していきます。

こんにちは。

 

“マネジメント人財の目利き&「大人の学び」の案内人”福岡 明善です。

 

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ことのは 119

 

聞く耳持たぬ独善性が不信を量産する

 

(曽我豪、朝日新聞、2023年12月31日)

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 今回ご紹介する「ことのは」は、朝日新聞の編集委員・曽我豪さんの記事からです。

 

 当該記事は、政権批判の内容ですが、この言葉の対象は政権に限られるわけではないと思います。

 

 企業経営やマネジメントの現場でもよく起こる現象でしょう。

 

 聞く耳を持たないことが明白であれば、まだわかりやすいのですが、

経営の現場ではもう少し巧妙です。

 

 他者の話を聞いている振りをしながら、実質的には聞いた内容をほぼ無視する。

リーダー自身が自分の思う方向に物事を進めていく。そして、うまくいかない。

 

 部下の言い分を聞いているようで、リーダーが気に入らない、

もしくは、リーダーには理解できないことは、一切取り入れない。

自分の考えのみに基づいて事を運んでいく。そして、失敗する。

 

 いずれのケースも、組織内に大きな不信を生み出します。

 

 このような例は枚挙にいとまがありません。

私の身近にある組織でも起きている症状です。

 

 権力を持つ人の驕りとしか言いようがありませんが、

得てして権力者(リーダー)自身は、

自分が驕っているという自覚が乏しいことが多いのです。

自己認識する力が圧倒的に足りていない。

そんな人がリーダーになっている現状を目の当たりにします。

 

 では、どうすればよいのか?

 

 そんなことを最近はよく考えています。

 

 自己認識に至らない落とし穴や盲点がありそうですし、

それらを乗り越えるための何らかの手立てもありそうです。

 

 今後は、これらの点について、少しずつ学習していきたいと思います。

 

 では、また。Bonne journée !

 

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