マネジメントの「ことのは」  ==福岡明善の「学びのヒント」==

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現在マネジャーとして活躍するみなさん、これからマネジメントの道を志したいみなさんへの応援メッセージとして、みなさんの気づきを促進できるような「生の言葉」(私は「ことのは」と呼んでいます)をご紹介していきます。

こんにちは。

 

“マネジメント人財の目利き&「大人の学び」の案内人”福岡 明善です。

 

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ことのは 120

 

習慣を通じて起こす日々の小さな変化が、やがて大きな変化をもたらす

 

(リンダ・グラットン、Forbes JAPAN、2023年12月29日)

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 リンダ・グラットン(ロンドン・ビジネス・スクール教授)といえば、

著書『LIFE SHIFT 人生100年時代の人生戦略』が有名ですね。

 

 2023年8月には、『16歳からのライフシフト』(東洋経済新報社)も出版されました。

 

 著者は、2024年は

「観察し、実験する──。見て、行動する年になると思います。

予測不可能な年になるでしょう」

と予測しています。

 

 今年の年明けは衝撃的な出来事が二つ起きています。

元旦の夕方に能登半島地震、

1月2日の夕方に日本航空516便と海上保安庁の航空機とが

滑走路上で衝突・炎上した航空事故、が発生しました。

 

 さて、リンダ・グラットンさんは、『16歳からのライフシフト』を書くにあたって、

2つの大きなメッセージを込めたそうです。

 

 1つは、

 

     従来の20代で学校を卒業後、

     60歳前後まで働いてから引退するという

     「教育→仕事→引退」という3ステージ型の人生から、

     マルチステージ化していく。

 

 もう1つは、

 

     お金に代えられない、

     健康や学習意欲、変化を恐れない気持ちといった

     「無形資産」がとても大切だということ。

 

 そして、なによりも、

 

     小さなことから始めて、少しずつ積み上げていく

 

ことが大切であると説いています。

 

 著者は、最近、「友情」についてよく考えるそうです。

 

     友情は、精神衛生上はもちろん、

     仕事上の人間関係という点でも極めて重要です。

     友情について研究している友人に話を聞いたところ、

     友情も少しずつ築いていくものだそうです。

     確かに、

     人に突然「私の親友になってほしい」とは言わないですよね。

     一緒に時間を過ごし、

     コーヒーを飲んだり、話をしたりするうちに

     友情は育まれていくものです。

     だから、少しずつでいいのです。

 

 ただし、注意する点があるそうです。

 

     ここでいう「少しずつ」というのは、

     同じことを繰り返すのとは違います。

     常に、何か違うことをするよう心がけることです。

     習慣を通じて起こす日々の小さな変化が、

     やがて大きな変化をもたらすでしょう。

     それが、あなたを違う道へと導いてくれるはずです。

 

 

 日々の習慣が未来を変える

と言うことだと私は理解しました。

 

 では、また。Bonne journée !

 

追伸)

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