■第1クール戦績

4勝8敗5分 13位に沈むアビスパ。

現有戦力であれば勝ち負けは逆の数字が可能だった。

既に首位セレッソとは、勝ち点差24と第1クールで

優勝は雲の上の数字となってしまった感がある。

「軸なき中盤、戦略のなさ」が全ての原因。


■第2クールへ向けて

くしくも、アビスパHP上で今後へ向けてのメッセージが

あげられていたが、全て実行が最低条件となる。

どこまで本気で有言実行ができるか?

監督、選手、クラブ全て力が問われることになる。


まずは、「ブレない中盤の確立」が急務。

動かない、動けない中盤では劣勢となるのは必至。

心臓部のボランチ、サイドハーフの活性化が命題。

そして、DFも穴の多い箇所をまずはふさぐ事。


ミスを恐れる事で更なるミスが重なっている。

恐れる事なくチャレンジすること、

ミスを取り返す根性をみせること。

選手は「プロ」であるのだから。


このクールで今年が終わるか、

最終クールにまで希望が持てるのか、

大きな分かれ道となる。


ぜひ、後者となれるように、

明日の岐阜戦から闘ってもらいたい。

■戦績
第10節を終了し、4勝4敗2分の勝点14。得点/失点、共に11点。
目標ラインとして、6勝2敗2分の勝点20には、2勝分及ばず。
次の10試合、8勝ペースでいかないと、目標が下方修正となりそうで、
昇格が苦しくなってくる。


■FW
大久保+高橋の力が、まだまだ本来の姿とは言い難い。
特に大久保は、足の調子が悪いのか好調時にはまだ遠い。
高橋は孤立する場面が多いが、彼の力で2~3試合は救われている。
快速の佑昌、未知のパワーのアレックス、大山も出場の機会は
巡って来ると思うので、チャンスを活かして欲しいと期待している。
J2ではトップクラスのFW陣だが、パスの供給が悪く、
思ったような得点はあげられていないのが現状か。


■MF
惇とウェリントンのボランチは、今のところ及第点?。
最初に組んだころのワンタッチパスが最近はちょっと機能不足で
他チームのボランチと比べると運動力が少ない気がする。
サイドMFの岡本は本職がFWなので、

ゲームメイクよりもチャンスメイクに期待。
一方の城後は右MFが適所と言えるのだろうか。

(彼の適所はどこなのだろうか?)
全体的に中盤の構成が悪いため、

いつも上位チームには試合を支配されている。
久藤、久永、中払らの活躍がないと、今後も苦しい戦いが続く。
この部分の改善は急務である。


■DF
サイドDFの山形は、ゲームキャプテンの自覚があり、
終盤でもスタミナ切れしないのはさすが。
中島も昨年より守備が良くなり、まずまずの出来。
CBの田中、柳楽2人は対人的には強くても、スピードや技術をもった

選手には振り切られ、コミュニケーションも万全とはいえない。

ゆえに警告数も多い。
CBには丹羽、長野、サイドには宮本を早く使ってほしい。

釘崎はサイドMFとして起用してはどうか?


GK
不動の守護神、吉田には何試合救われたことか。
六反の出番はまだないが、神山がいない今期、

いつも準備はしていて欲しい。
セカンドGKのレベルアップが課題点。


■監督
まだまだ経験が不足だと思う。
改善すべきポジションはわかっている(いない?)と思うので、
固定している選手を一度はずして、控えの選手をスタメンで起用したり、
得点力アップの為に若干フォーメーションを変更するなど工夫が必要。
動かない、動けない選手よりも運動量が多い選手をもっと起用すべし!


■自分が采配するなら
一度やってみたいフォーメーション。
FW:1トップに大久保、2シャドウに高橋、佑昌
MF:鈴木、ウェリントン、久藤
DF:宮本、丹羽、田中、山形
GK:吉田

控え
GK:六反
DF:長野
MF:久永、中払
FW:岡本

3ボランチのような形になるが、シンプルなラインで

パス供給がうまくいくと思う。
まだ、この2シャドウを押さえるのは相手にとっては厄介な存在。
タイミングをみて岡本、久永を投入すれば、

今よりも得点力はあがるはず。


さて、1クールの残りの相手と次の10試合
今日の岡山戦以降は、上位との戦い。
理想をいえば1クールで首位と勝点差10以内で、
5位以内につけていけば上出来だが。
監督采配が変われば、結果も違ってくると思うが。

選手達もどこまで、集中力を持続し頑張れるか。
次の10試合が終わった時点の結果は、さて。。

■高橋泰のスーパーゴール

それは「あっ」という間のゴールだった。

約35Mの距離から放たれたシュートは美しい放物線を描き、

見事にネットを揺らした。

引き分け濃厚かと思われた残り5分の時間帯。

本人も狙っていたらしいが、これぞまさしく「ストライカーの嗅覚」。


■反撃の狼煙をあげたアビスパ福岡

前半は終始アビスパのペース。

惜しいチャンスも多くあり、なんとか点を欲しかった。

後半は徐々に横浜ペースへ。

クロスバーをたたくなど、ピンチもあったが、

前述のゴールがあり結果、1-0での勝利!


開幕戦と比べると中盤が機能し、

センターラインがしっかりしてきた印象。

やっと攻守の歯車が噛み合いだしたところでは。

このチームは、2003年のアビスパにどことなく似ている。

試合を重ねる毎に、これからも上昇するであろう。

まずは上位への追撃体勢が整った状態かな。

後は右MFの位置をなんとかしたいね。


■横浜FC

昨年の秋も横浜FCとの試合を観戦したが、

両チームとも低調な試合で、0-0だったことを記憶している。

今回もあまり変わらないような内容で、怖さはなかった。

しかし、大量失点はしないようなチームと思うので、

カウンター攻撃に磨きをかければそこそこはいい勝負をすると思う。

そして、「KINGカズ」は健在であった。

カズ選手については、いろいろと観てきたこともあるので

今度書いてみようと思う。


第5節を終わって、2勝2敗1分の勝ち点7。

まだ順位はどうでもいいが、5試合で勝ち点10に届いてないわけで、

次からの5試合は下位を相手に連勝を続けて欲しい。


それと、胸スポンサーになっていただいたエバーライフ様、

このご時勢のなか、ありがとうございます。

社長の熱意のある挨拶を聞き、元気がある会社と思いました。

これからもよろしくですね。

その為にもアビスパは勝たないと!


J1 第2節の雑感などなど。。


まずは、ヴィッセル神戸VS川崎フロンターレ。
試合前の予想は、川崎にACL疲れがなければ有利かと思われた。
前半は1-0、川崎リードで折り返したが、
後半に入り、神戸が選手交代、高い位置からのプレスが機能し、
ボールを奪ってからの速攻が効いて、2-1の逆転勝利。


正直、今日の神戸の布陣では厳しいかと思ったが、
川崎の攻撃を封じるお手本のような守備だった。
川崎はパス基点の中村が封じられ、前線にも思うように

パスがつながらず、FWが孤立してしまっていた。
これは他のチームの参考にされるであろう。
この試合光ったのが、松橋のスピード、宮本の統率力だった。


次に、モンテディオ山形VS名古屋グランパス。
山形はJ1初ゲームだが、天候は大雪。(山形では普通?)
にもかかわらず、大勢のサポーターの声援。
後押しされるように序盤から山形の攻勢が続く。
名古屋は、これもACL疲れがあるのか、スリッピーなグランドに
足もとられて防戦一方だったが、失点しないのはさすが。


前半は0-0で折り返し、後半は名古屋ペースへ。
しかし山形の体を張った守りで、結局は0-0でタイムアップ。
このような状態のグランドで両チームともよく戦ったと思います。

今後、しばらくは山形旋風が吹くでしょう。
しかし、2回り目の対戦ともなるとサイド攻撃だけでは
マークされそうな気がします。
その点は小林監督はすでに考えているでしょうけど。


そしてこの試合、犬飼会長はみていたでしょうか?
秋春制への移行、これでも考え直しますか?
グランド状態、選手のこと、サポーターのこと、

本当に考えてますか?
この日のために山形サポーターはボランティアで

雪かきしてるのですよ。
犬飼会長もちょっとは手伝って発言したらどうでしょう?
少しは頭が冷えていいかもしれませんね。


最後は後半の20分以降だけみた、
サンフレッチェ広島VS大宮アルディージャ。

そこまで、2-1で広島リード。
展開も広島ペースでこのままの雰囲気でしたが、
カウンターから1点、最後はCKからマトがフリーで決勝点。
結局、3-2で大宮の逆転勝ち。


この試合、広島のパスサッカーは健在であること、
最後は佐藤のシュートが惜しくもクロスバーを叩いたのが残念でした。
今後もおもしろいサッカーはみせてくれると思います。
一方、大宮はDFのマトが非常に印象的でした。
高さもあり、対人も強そうで、さすがクロアチア代表と思いました。
このセンターバックがいる限り、大量に失点はしないでしょう。

鳥栖から移籍した藤田もいい動きでした。


各チームの特色が徐々にわかりだしたJ1リーグ。

ACLや代表もあり過密日程が懸念されますが、

アグレッシブな戦いを見せて欲しいものです。

第2節のアビスパ福岡VSザスパ草津は、
2-3で草津が初めて福岡からの勝利。


どんなチームでも永遠に負けがないことはありえないわけで、
今回がその結果だと思ってみよう。


試合前日から新聞などをみて不安に感じていたことは、
「右MFに城後、ボランチに宮原、左MFに久永の布陣に変更」
と、出ていた事。


怪我人ではなく、わずか1試合でスタメンや位置をかえるとは、
「これまでの2ヶ月間のキャンプは何だったのか?」という疑問。
監督の勝ちにこだわる焦りなのか、若手の調子があがらなかったのか?


試合結果を見る限りでは、もう1試合同じ布陣でよかったのでは思う。
ベテランよりも鈴木や岡本の若さ、突破力にかけてよかったのでは。

そうは言っても次の試合は迫ってくる。
柳楽が出場停止となる時節、監督がどのような布陣で挑むか

注目したい。


個人的なスタメン希望は、
FW 大久保、黒部
MF 岡本、ウェリントン、鈴木、アレックス
DF 宮本、丹羽、田中、山形
GK 吉田


リザーブは、
FW 高橋、田中
MF 久永
DF 長野
GK 六反


FWは、おもいきって高橋をはずし、調子がよい黒部を入れる。
どちらかが疲れたところで高橋を投入する。
MFは、城後をはずし、これも調子がよさそうなアレックスを使う。
後半途中から田中を投入する。
久永は両サイド、DFもできるので、試合の展開次第で。
DFは、中島のサイドが狙われているので、まずは守備力の高い宮本で。
丹羽を入れることで対人力も強化できるのでは。
柳楽はどのような形でイエローをもらったのかわからないが、
1試合2枚ももらうようでは、チーム力に影響するので気をつけて欲しい。


第一クールは、「我慢」がキーワードでしょう。
チーム力があがるまで、6位以内にはつけておきたい。


次は、レベスタ。まずは初勝利といきましょう!