詩:最後だとわかっていたら/ノーマ コーネット マレック | 猫とアートな日々の福猫屋✣筆文字・ラメアート・名前詩

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あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう



あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう



あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう



あなたは言わなくても 分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう



たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして私達は 忘れないようにしたい



若い人にも 年老いた人にも 明日は誰にも
約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめるのは
今日が最後になるかもしれないことを
明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず



もし明日がこないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや 抱擁や キスをするための 
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのか

忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうしてしてあげられなかったのかと



だから 今日 あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だと言うことをそっと伝えよう



「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を伝える時を持とう



そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから



『最後だとわかっていたなら』(サンクチュアリ出版)より



アメリカのノーマ コーネット マレック という女性が

わが子を亡くしたときに書いた詩のようです。



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この詩は以前から知ってました。

父が亡くなる前から

彼が亡くなる前から

知っていたので

ずっと心がけていました。


彼は急な旅立ちでしたが

いつもいつもこの詩が頭にありました。


それでも

突然

命が消えると

思ってる以上の

想像以上の

沢山の後悔を抱えてしまうものです・・・