平日開催のアウエー戦。乾杯~!とまではいきませんでしたが、かなり普通に負けてしまったという、ちょっとガッカリなゲームでした。
なんでこんな負け?
いくらナムとヨネを怪我で欠いているとはいえ、ジェフにはまだまだ駒はありますし、そのあたりを言い訳にしたらちょっとカッコ悪いですよね。では何故なんでしょう。
もしかしたらただ単に弱い?
それも考えられますがw、ジェフにはいい選手がいますしね、そんなはずはないと思います。
今回の敗因、ザクっと言ってしまえば、
まず、運動量がない。運動量で水戸に負けていました。ここで負けると攻守全体にキツくなります。
次に精度がない。特に右からのクロス、ちょっと酷かったですね~。
それとプラス工夫がない。これも右からの攻撃が多かった。ただ漫然と、しかも精度のないふんわりクロスでは・・・
クロスというのは上からだけじゃない。グラウンダーもあるしその中間もある。ファーもあればニアもあります。スピードで変化をつけることも出来る。
現に水戸の先制点は、速いクロスに合わせたものでした。
精度がないのであればもっと考えても良さそうなもんですけどね。
クロス以外にも当然ドリブルやパス、ワンツーと、考えれば仕掛ける選択肢はいろいろあると思います。
シュンキもユースケも技術はあるのですから、もっと変化をつけて欲しいところ。
また、足元でパス、足元でパスという単調な繰り返しも策がなかった。策がないので水戸のマークを上手く剥がすことが出来なかった。
それと決定機を外し過ぎたのも痛かったですね。谷澤のヘッド、ユースケの肩に当たったヘッド等々。
まあいろいろな条件が重なって、このような敗戦に至ったわけでしょうけれど、監督の采配もちょっとどうなのかなと。
このタイトなスケジュールで兵働出ずっぱりはちょっとどうでしょう。兵働はスタミナが切れるとパフォーマンスがガクッと落ちるタイプ。
実際、兵働の動きはかなり悪かったですし、後半のどこかで変えるべきだったとボクは思います。
いつも言っていますが、ボランチは非常に大事なポジション。
ゆえに最も判断のいい、かつ技術のある兵働を置くわけですが、その兵働が力を発揮できなければ話は別。
更にボランチは特に運動量を要求されるポジションですし、元々運動量が少ない上に更に動けなくなった兵働に拘ることはあまり意味のない、逆にけっこうリスクのある賭けだったのではないでしょうか。
また、選手層の厚さを考えればこのタイトなスケジュールの中、水戸の鈴木温存のように、兵働を温存し若手にチャンスを与える、という選択肢もあったと思います。次のゲームはもう日曜ですし。
それと前線の4人、ケンペス、ジャイール、谷澤、ユースケの組み合わせは、前節もあまり機能していませんでしたよね。そのあたりの評価もどうなのかなと。
また負けている状態で、勇人や伊藤を入れるしかないというのもなんだかな~という気がします。ベンチ入りメンバー、交代の選手の選択は適切だったのか?
要するに監督が駒を活かしきれていない、そんな印象をぬぐい去ることが出来ないゲームでした。
主力に拘り運動量を下げた千葉、控えを起用し得点した水戸。
ある意味、鈴木監督が柱谷監督に負けた、ともいえるんじゃないですかね、このゲームは。
確かに選手の戦う気迫も足りなかったかもしれません。しかしながらちょっと納得のいかないゲームでした。
ジェフに勝利あれ。