◇「一大拠点」目指す--千葉・フクダ電子アリーナ
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20060101ddlk12050056000c.html
他にも佐藤兄弟のエピソードなんかも載ってます^^

 千葉市中央区に昨秋、完成した千葉市蘇我球技場「フクダ電子アリーナ(フクアリ)」。「なでしこジャパン」に代表される女子サッカーの一大拠点にしようという壮大な構想が動き始めている。

 千葉サッカーの立役者で、同球技場名誉会長の木之本興三さん(56)も推進役の一人。「競技人口は頭打ちだが、女子サッカーはさまざまな可能性を秘めている」と語る。

 フクアリはサッカー専用のスタジアム。ピッチと座席が近く、座席がすり鉢形で選手の動きが見やすい。観客、選手の一体感が得られやすい構造だ。羽田空港にも成田国際空港に近く、温暖な気候と誘致の条件もそろっている。

 木之本さんが女子サッカーに注目するのは(1)日本サッカー協会が女子サッカーの活性化を掲げている(2)W杯、オリンピックでメダル圏内にいる--からだ。フクアリ周辺には、千葉市がフットサル場を整備する計画もある。木之本さんは「コートが完成すれば、うちでぜひ、と協会に要望していく」と話す。一流選手たちのプレーを目の当たりにすることの波及効果ははかり知れない。

 「あの人みたいにうまくなりたい。そんな思いが女子の競技人口のすそ野を広げることにつながる。競技人口が増えれば、ピラミッドの頂点に立つ選手たちもグレードアップしていく」。木之本さんの夢は広がる。

 ◇関東有数、市原市内にコート11面

 サッカーJ1のジェフユナイテッド市原・千葉のホームタウンとして、Jリーグ発足当時からサッカー支援に取り組んできた市原市。市が管理する天然芝や人工芝のサッカーコートは市内に11面あり、関東有数の環境を誇る。

 昨秋以降、市原臨海競技場はフクアリとジェフの試合を共同開催するようになり、ゲーム数は減少。アマチュアの最高リーグ、日本サッカーリーグ(JFL)の試合などの誘致に動いている。

 キャンプ地としても注目されている。昨年はU15やU18の日本代表がキャンプに入った。8月にはW杯のアジア最終予選前のイラン代表チームも利用している。

 障害者サッカー大会や子供のサッカーイベントなども増加中。Jリーグに代表される「見る」サッカーと、プレーを楽しむ「する」サッカーの両立を目指している。