猫を飼育されている方の多くは、室内飼育が猫の健康にとって大切であることはご存知だと思います。走る人屋外にいくとウイルス感染症に罹患する危険性が潜んでいますし、交通事故車や猫同士のケンカキラキラなどの危険もあります。よって室内で飼育することが推奨されてます。
今回は室内飼育の猫にも危険キラキラが潜んでいることをお伝えしたいと思います。
猫は非常に活発であり、高い棚へも軽々と登ることが可能です。つまり人が隠しておいたものを簡単に見つけ口にすることがあります。目なかには扉を開けて隣の部屋に移動する猫ちゃんもいます。

チューリップ赤植物】猫にとって悪影響を与える植物は多くあると言われており700種以上とも言われています。有名な物としてはユリ科のものは食べたり、舐めたり、花粉を吸入することで重篤な症状を示すことがあります。

あじさいアロマテラピー】アロマテラピーに使う精油は植物を100-1,000倍に濃縮したものであります。

これらの物が中毒をおこしますので危険です。肝臓の機能のひとつとして「解毒」があります。解毒とは体にとって有害な物質を無害な物質に変化させます。
猫の肝臓には、重要な解毒機構のひとつであるグルクロン酸抱合がないことがわかっています。そのため本来グルクロン酸抱合で分解されるべき植物や精油の一部の成分が、解毒できず、体に溜まって悪影響を与えます。

ナイフとフォーク誤食】飲み込んでしまうのは、スポンジ、おもちゃ、消しゴム、人の薬などがありますが、特に危険度が高いのはひも状のもの、人の薬です。髪ゴムやビニールひもなどを飲みむと、腸を締め上げ腸が破れてしまうことがあります。特に紐を好んで遊ぶ猫、ビニールが好きな猫は出したままにしないように気をつけましょう。
ある種の薬は、人間では安全性が高くても、猫が飲んでしまうと微量でも中毒に陥ってしまうものもあります。また、サプリメントにも注意が必要です。抗酸化作用のあるα-リポ酸は、どこのドラッグストアでも簡単に手に入りますが、猫が一定量以上摂取すると急激な低血糖を起こしてしまいます。他にも、猫に対しては危険なサプリメントもあるので、薬・サプリメントは出したままにせず、棚やボックスなど猫が届かない場所に保管しましょう。

病院落下】骨折や外傷で来院する猫は、殆どが外に出る猫ですが、中には家の中で骨折する猫もいます。バランス感覚に優れ、柔軟性が高い猫でもアクシデントがあると怪我をします。
原因の1つは、何かに滑ってしまうことです。タンスなどの上に布が敷いてあるとジャンプした時に力が加わらず、目標の手前で落ちます。またキャットタワーなどが壊れて落下することです。特に大柄な猫は注意が必要です。

カギ密室】部屋に猫ちゃんが侵入していることに気づかないうちに閉じ込めてしまうことがあります。猫ちゃんが興奮して走った際に扉の前の物を倒してしまい扉が閉まってしまうこともあります。これから気温があがり、暑い部屋に閉じ込められ熱中症の危険もありますので気をつけてください。

室内に潜む危険を紹介しましたが、猫は基本的には自ら危険を回避します。ただし稀に不運が重なり病院に運ばれてくる猫がいるのも事実です。そういったケースに陥らないように今一度家の中をチェックしてみてください。