『令和を生きる』半藤一利 池上彰
「平成の失敗を徹底検証する白熱対談」と銘打ってるが、本書にあるように平成は経済は二流に、官僚は三流になり下がった30年といえる。そして小泉内閣のときに特命担当大臣だった竹中平蔵が、それまで禁じていた製造業の派遣を解禁、この平成16年の労働者派遣法の施行が現在に続く様々な問題の分岐点になったのは明白であろう。
『東大教授の父が教えてくれた頭がよくなる勉強法』永野裕之
永野氏によると、楽な方から得られるものは少ない、楽な方はたいていつまらない、それよりも楽しい方を選べば、自ずと学習効果が上がる。迷ったら、楽な方ではなく、楽しい方を選ぼう。これは勉強だけだはなく、そのまま人生にも置き換えられそうである。
『手のひらの京』綿谷りさ
年代は違えど同じ地域で青春時代を過ごしたこともあり、彼女の作品は折に触れて読んでいる。谷崎潤一郎『細雪』を意識しつつ、そこに田辺聖子テイストを絡めてなかなか面白い。生まれ育った京都アドバンテージを最大限利用してる著名人は多いが、京都の人でしか分からない詳細な描写を読んでると、良し悪しは別にして綿谷さんもその仲間入りを果たしたように思える。