映画『桜田門外ノ変』を観てきました。
今からちょうど150年前の1860年3月3日、江戸城桜田門外にて、大老井伊直弼が水戸藩士たちによって襲撃、暗殺された歴史的大事件、桜田門外の変。
映画は史実に忠実、丁寧に作られており、要所要所で解説のナレーションも入るので、僕のような事件の背景に疎い者にとっても大変分かり易く、勉強になりました。
時代劇に関しては、前に観た『十三人の刺客』よりもこの映画のような正攻法な作りの方が僕は好きです。
クライマックスの襲撃シーン、門が開いて井伊大老と従士・足軽の一団が雪をザック、ザック、ザック・・・と足音を響かせ出てくる場面、これがこれから起こる惨劇の序曲のようで秀逸です。
また、襲撃側の水戸藩士だけでなく、井伊大老の護衛にあたっていた彦根藩士も、主君を守れなかったとして全員切腹を命じられたという事実、僕は知らなかったので驚きでした。
ただこの凄まじい襲撃シーンが前半部分にあるので、中盤以降はやや中だるみの感が無きにしもあらず。
それとラストの国会議事堂のカット、現在日本への何らかのメッセージを表したかったのでしょうが、この映画には不要だと思いました。
役者は、この映画では主役となる水戸浪士・関鉄之助役、大沢たかおはまずまずの好演。水戸藩主・徳川斉昭役、北大路欣也はこういう時代劇にはさすがの重厚な演技、画面が引き締まります。
あと数少ない女優陣では、長谷川京子と中村ゆりは大変良かった。とくに中村ゆり、あまり知らなかったのですが、このお色気には僕もやられてしまいました。今後注目していきたい女優さんですね。最近僕は着物が似合う女性に弱いことが分かりました(笑)
エンドロールで流れる主題歌、alanの『悲しみは雪に眠る』もなかなかいい曲でした。
坂本龍馬の生きたこの時代、開国派も攘夷派も、日本を憂い、思う気持ちに変わりはなかったのですね。
この事件が今から150年前・・・・・これから150年後の日本はどうなってるのかな?そんなことをふと思いました。
歴史の勉強にもなったし、僕としてはかなり満足できる映画です。