どうも、福村康廣です。
前回に続き、ドイツのワインと醸造についてご紹介します。
■シェーファー・フレーリッヒ
シェーファー・フレーリッヒはナーエの地で200年以上に渡りでブドウ栽培とワイン造りを行ってきたワイナリーです。現在は、当主のティム・フレーリッヒ氏と妻のニコール氏がワイナリーを運営しているようです。また、フレーリッヒ氏の妹・メイケ氏とそのパートナー・マットゲンハイマーが仕事をサポートしているそうです。
ティム・フレーリッヒ氏がブドウ栽培とワイン製造をスタートした1995年以来、彼は優秀な造り手として高評価を受け続けてきました。2010年には「ゴーミヨ」の最優秀生産者に選出され、『ゴーミヨ・ワインガイド』では最高評価の5つ房評価を獲得。めざましい急成長を遂げたワイナリーです。
フレーリッヒ氏はいくつかのポリシーを持っているそうです。それは、多様な土壌タイプの畑を所有すること、非常に急斜面の土地に畑を持つこと、ワインにテロワールをはっきりと映し出すことだそうです。
フレーリッヒ氏が持つ20haの畑には、リースリングが85%、ブルグンダー種が15%栽培されています。異なる土壌を持つ急斜面の畑はまさに圧巻の景色だそうで、妥協を許さない完璧な仕事ぶりと、テロワールへのこだわりが表現された、独特な個性のワインが生まれるのだといいます。
そうしたワイン造りへの完璧主義的な姿勢を保っているからこそ、現在の評価に繋がっているのでしょうね。
【代表的な商品】
シェーファー・フレーリッヒ ナーエ ヴァイサーブルグンダー QbA トロッケン 2016
タイプ:白ワイン/辛口
品種:ヴァイサーブルグンダー
メロン、梨、桃などの熟した果実の風味、ハーブのニュアンスが見られます。口当たりは丸みを帯びて柔らかく、ミネラルと酸が程よく調和したバランスの良いワインです。残糖が低いドライな味わいですがクリーミーな香りも感じられます。
【相性のいい料理】
鶏や魚といった白身の肉、キッシュとの相性が良いそうです。