どうも、福村康廣です。

前回に続き、ドイツのワインと醸造についてご紹介します。
■ベルヒャー
ベルヒャーは、ドイツ南部バーデン地域のブルクハイムにて1756年より続く伝統あるワイナリー。
何世代にもわたり家族経営を行っているといいます。

VDP(ドイツ高品質ワイン生産者協会)に加盟しており、ゴーミヨではバーデンのベライヒ上最高評価の4房として評価されている有力ワイナリーです。力強さと透明感を併せ持つワインは国内外で高い評価を得ています。

所有する27ヘクタールの畑では、シュペート・ブルグンダーをはじめ、ヴァイサーブルグンダー、グラウアーブルグンダーなど、ブルグンダー系品種を中心とした減農薬農法での栽培を行っています。


木樽熟成による辛口ワインを得意とし、歴史ある他のワイナリーと同様に、収穫時の糖度によってステンレスタンクと木樽を使い分けています。


そうした昔ながらの「シュペート・ブルグンダー」のスタイルを貫く生産者として知られるベルヒャー。
古くからブルゴーニュワインをお手本としてきたカイザーシュトゥール地区に位置するだけあって、おとなりのフランスでも人気のワインだそうです。

【代表的な商品】
ヴァイングート ベルヒャー 2018 リンベルク18 ロートヴァイン キュヴェ トロッケン
タイプ:赤ワイン/辛口
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、レンベルガー、シュペート・ブルグンダー

所有畑のリンベルクで栽培している4品種を使用したフルボディタイプの赤ワイン。
生産の度にリリースナンバーが増えることで知られ、新樽で18か月熟成されています。ボリュームたっぷりでジューシーな余韻があり、まろやかなタンニンも感じられる心地よいバランスの味わいだそうです。

【相性のいい料理】
しっかりとした果実味と旨味があり、ロース肉の脂やヒレ肉のまろやかな味わいにぴったりだといいます。