どうも、福村康廣です。
今回からは、ドイツのワインとワイナリーについて紹介します。
【ドイツのワインについて】
ドイツは北緯50度付近に位置しており、世界最北のワイン産地です。
その冷涼な気候から世界で最も美しい酸と繊細な香りを持つワインが生み出されるといわれています。
酸味と果実の甘みのバランスが絶妙で、口当たりがとても良く感じられるのが人気の理由のひとつでしょう。
また、辛口から極甘口まで白ワインの種類が豊富な点も魅力といえます。
特にドイツワインは、白ブドウ品種のリースリングが有名です。ドイツは世界のリースリング栽培面積の6割を誇るほどのリースリング大国で、ドイツ国内に植えられている全葡萄樹の約4分の1をリースリングが占めているのだとか。
ワインは辛口から甘口、スパークリングまで幅広いスタイルで造られており、類まれなる芳香性とその土地の味わいを映し出す鏡のような敏感さがワイン愛好家の心を掴んでいるようです。
さらに、1990年代半ばに起こった世界的な赤ワインブームを受けてピノ・ノワール種を使用した高品質な赤ワインもつくられるようになったといいます。
繊細なタンニンと酸味を持つ優雅なワインで、まさに愛好家がピノ・ノワールに求める要素を備えているのが特徴だそうです。その結果、世界のピノ・ノワール愛好家がドイツの赤ワインに注目するようになったようです。
ドイツワインの伝統的な銘醸畑の多くは、川沿いにあるそうです。斜面は日当たりが良く、川からの反射光が葡萄の成熟を促してくれるため、川沿いの急斜面は葡萄の栽培に適しているのだとか。
また、川沿いに鉄道が整備されたことでワインの運搬にも恩恵をもたらしたようです。
一方で、斜面での葡萄栽培には人の労力がかかります。愛好家がドイツワインに惹かれる理由は、その味だけではなく、をういった背景もあるからでしょうね。
次回からはより詳しく、ドイツワインのワイナリーについて取り上げていきたいと思います。