どうも、福村康廣です。
前回に続き、チリのワインと醸造についてご紹介します。
■テラノブレ
テラノブレは、1993年にマウレ・ヴァレーのサンクレメンテ渓谷に創業したワイナリー。
自社畑を4ヶ所、合計300ヘクタール所有しており、品種の個性をいかした果実味とボディのバランスの取れた味わいのワインを生産しているといいます。
特に、カルメネール種のワインの評判が高く、2016年にインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティションの「チリ最優秀ワイナリー」に選ばれています。
また、2017年にはデキャンター誌より「カルメネールのトップ生産者」として世界的に評価され、チリを代表するワイナリーのひとつとして知られるようになったそうです。
他にも同ワイナリーでは、自然に優しいワイン造りにも力を入れており、チリワイン業界オリジナルのサステナブル認証である「Sustainable Wine of Chile」認証も取得しているのだとか。
野生動物の保護に協力するとともに、エネルギー自給率の向上なども重視しているそうです。
またテラノブレでは、テロワールの表現を最大限に引き出すため、常に研究を進めているといいます。
それぞれの品種のポテンシャルを最大限に引き出すために、毎年マイクロ・ヴィニフィケーションを行っているのだとか。
また、より純粋なワインをつくるために、ソフトな焼き目の樽や2,000~5,000リットルの大樽、粘土のアンフォラ、卵型セメントタンクを導入するなど、新たな取り組みも行っているといいます。
【代表的な商品】
テラノブレ カルメネール グラン レセルバ
タイプ:赤ワイン/辛口
品種:カルメネーレ/カベルネソーヴィニヨン
それぞれのテロワールの良さを最大限に引き出すために、厳選された区画からの葡萄を使用されているテラノブレの上級レンジとのこと。
フレンチオークで熟成させることで、より力強く堅牢なスタイルを実現しているといいます。
【相性のいい料理】
ローストビーフや塩・胡椒だけで味付けしたステーキなど 、赤身肉を使った料理と相性がいいそうです。
また、牛肉とピーマンを炒めた青椒肉絲との相性も良いとのこと。