どうも、福村康廣です。
前回に続き、チリのワインと醸造についてご紹介します。
■ティナハス・デル・マウレ
ティナハス・デル・マウレは、チリ最大の葡萄栽培地域で、最も伝統的なワイン造りに力を入れているマウレ・ヴァレーのほぼ中央に位置するワイナリー。
1918 年頃、メンドーサ・エンリケ・ファミリーがこの地域全体にさまざまな種類の葡萄の木を植え、熟成ワインを製造するためにオーク樽のセラーを建設したといいます。
そして、1997 年にメナ・ウンドゥラーガ・ファミリーがワイナリーを買収し、最先端技術で新しいセラーを建設したのだとか。
同セラーは、国際基準を満たすべく設備を近代化し、高クオリティのワインの生産を可能にしたそうです。
現在のセラーの生産能力は、年間300万リットルにも達するといいます。
また現在、300ヘクタール以上の土地で数多くの品種の葡萄栽培が行われているようです。
オーナー兼農業技術者のファン・イグナシオ・メナは、ワイン生産から醸造までの全プロセスを個人で管理しており、チリを代表するエノロゴのエドムンド・ボルデウ・シュワルゼ教授が監修を行っているのだとか。
【代表的な商品】
デル ソル カベルネ ソーヴィニヨン
タイプ:赤ワイン/辛口
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
“DEL SOL”とは、「太陽の…(OF THE SUN)」を意味するスペイン語だそうです。太陽の恵みをたっぷり受けてたくましく育った葡萄から造られる、まろやかで口当たりの良いワインをイメージしたネーミングとのこと。
ワインは、深いルビー色で、カシスやチェリーなどのブラックベリーの香りが特徴だそうです。しっかりとした果実味と熟した葡萄の風味が印象的で、程よくこなれたタンニンも心地よい味わいとのこと。
【相性のいい料理】
牛肉やラム肉のステーキ、ローストビーフ、チンジャオロースなど、濃厚な味わいのお肉料理全般と相性がいいそうです。