どうも、福村康廣です。

 

前回に続き、フランスのワインと醸造について紹介します。

今回はボルドーについてみていきましょう。

 

ボルドーは、世界でとても知名度の高いワイン産地の一つとして有名です。

白をはじめロゼやスパークリングなど、辛口~甘口といったさまざまなタイプを生み出している地域とのこと。

ガロンヌ・ジロンド・ドルドーニュという3つの有名な河川が存在し、港から世界へボルドーワインが流通していったといいます。

 

ちなみに、ボルドーという言葉は古語に由来する「水のほとり」という意味があるのだとか。

また、2018年の生産量は約5,400,000hl(ヘクトリットル)と、他の産地と比較してみるとかなり大きな数字になるようです。

 

各産地の生産量

・シャンパーニュ地方:約1,930,000 hl

・ブルゴーニュ地方:約1,400,000 hl

・日本ワイン:約176,000 hl(※2017年)

 

そんなボルドー屈指のネゴシアンを紹介します。

 

■バリエール・フレール

バリエール・フレールは、フランスの大手ネゴシアンであるサントリーとカステルグループ、2社によるジョイントベンチャー「グラン・ミレジム・ド・フランス」の傘下に属するネゴシアン屈指の会社です。

 

グラン・ミレジム・ド・フランスは、高い人気を誇るシャトー・ベイシュヴェルやシャトー・ボーモンも有しているのだとか。

 

そしてバリエール・フレールの代表的なワインで自社ブランドでもある「グラン・バトー」は、シャトー・ベイシュヴェルのワインメーカーの指導によって仕上げられているそうです。

 

また、ネゴシアンとは自社で畑を持たずにブドウ農家やドメーヌからブドウや樽、タンクのワインを購入して醸造から熟成、ブレンド、瓶詰めなどを行い販売する生産者を指します。

 

フランス語では卸売業者や卸売商という意味があり、日本語だとワイン商または酒商と訳されるそうです。

 

ネゴシアンが生産するワインは、別の生産地ワインとのブレンド(アッサンブラージュ)が可能なため、安定した品質を維持できるといった特徴があるのだとか。

 

【代表的な商品】

グラン・バトー・ボルドー・ブラン

タイプ:白/辛口

品種:セミヨン/ソーヴィニヨン/ブラン/ミュスカデル

 

ボルドー地方で最も美しいことで知られている名城があるシャトー・ベイシュヴェルの伝統の技を受け継いだ醸造ワイン。

華やかなアロマと豊かなコクを楽しめる辛口ワインとのこと。

柑橘系の果実や品種ならではのハーブの香りが特徴。

 

【相性の良い料理】

シーフード料理をはじめグリルした魚や白身の肉との相性も良いそうです。