どうも、福村康廣です。

 

今回からフランスのワインと醸造についてご紹介していきます。

 

【フランスのワインについて】

全土でさまざまなワインを醸造しているフランスは、世界2位の生産高を誇るワイン王国。

 

ワイン法により、生産における地域・ブドウ品種・栽培方法・最大収穫量・最低アルコール度数といった厳しい規定があり、ワインの分類が行われています。

 

優れた品質で知られる、「ロマネコンティ」「ペトリュス」「モンラッシェ」などの高級ワインも生産しており、高価なイメージも特徴の一つです。

 

最大の魅力は、日常的に楽しむテーブルワインをはじめ、特別な日にふさわしい至福の一本まで、幅広い用途のバリエーションだそうです。とくに、値段の高いワインにおいて、フランスワイン特有の味わいを楽しめる銘柄が魅力的といいます。

 

また、ボルドー、ブルゴーニュといった知名度の高い名産地があり、ワイン造りにぴったりの気候や風土が特徴的で、それぞれの地域で多様なワインが造られていますが、格付け方法やワイン製法は大きく異なるようです。

 

●ボルドー

フランス南西部に広がる地域で、さまざまなブドウ品種を組み合わせているそうです。

品種・量・ブレンド比率は、主に造り手に委ねられるといいます。

そして、赤ワインとしても有名で、生産のほとんどを占めているのだとか。

 

格付けはシャトー(ブドウ畑の所有者)ごとにあり、「5シャトー」と呼ばれるトップクラスのワインは、世界最高峰のレベルとのこと。

 

●ブルゴーニュ

一方、ブルゴーニュはパリ東南部に広がる地域で、18世紀のフランス革命まで大半のワインが修道院で醸造されていたようです。なで肩の丸みのあるソフトな印象のボトルが特徴的です。

 

赤・白ともに有名な銘柄があるのも特徴の一つです。

赤はジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネなどが有名だそうです。

白はモンラッシェ、ムルソー、コルトン・シャルルマーニュが有名とのこと。

 

格付けは畑によって行われ、土地や生産者それぞれの特徴がワインの味わいに現れることが理由なのだとか。特級畑=グラン・クリュ、一級畑=プルミエ・クリュといった名称で呼ばれるそうです。

 

また、ボルドーとの違いで、単一品種での醸造も特徴の一つとして挙げられます。

ブレンドはせず、赤はピノ・ノワール、白はシャルドネを使用するのが基本とのこと。

 

■アンリ・ビリオ

アンボネイ村を拠点とするワイナリーで、トップクラスのグラン・クリュで卓越したピノ・ノワールを生産し、モンターニュ・ド・ランス随一といわれています。

 

年に35000~40000本という生産量で、ほとんど英国特定の愛好家に販売され在庫がなくなったといいます。フランスでもお目にかかることがほとんどなく、日本においても見かけることが稀少なシャンパーニュだそうです。

 

高級レストランや専門店に高い評価を利用した高価な販売は全く考えず、付き合いの長い顧客を大切にするドメーヌ(生産者)で、日本にも少しだけ分けてもらうことができている貴重な商品のようです。

 

【代表的な商品】

グラン・クリュ・アンボネイ

キュヴェ・トラディション・ブリュット(アウトレット)  白ワイン/辛口/750ml

 

はちみつのような甘い香り、コクのある味わいが特徴です。

飲み口はたっぷり、ふっくらしたイメージ。

後に残る微かな苦みは寿命の長さを感じさせます。

漫画「神の雫」にも登場したワインです。

 

【相性の良い料理】

魚介料理(甲殻類)、フレンチ、和食