どうも、福村康廣です。

 

前回に続き、アルゼンチンのワインと醸造について紹介します。

 

■ボデガス・カリア

アルゼンチンを代表するワイングループMPワインズの経営者「ポン・ファミリー」によって、2003年に立ち上げられたワイナリーです。

 

トゥルム・ヴァレーという標高630mの場所に広がる大地は、同国で2番目の栽培面積で、サン・ファンの中で醸造に欠かせない産地の一つであり、上質なシラーズを生産する銘醸地としても知られているようです。

また、トゥルム・ヴァレーのポテンシャルを最大限に引き出したブランドでもあるそうです。

 

同国において、ワイン造りで最も魅力的な低生産コストの強みが武器になっているといいます。

リーズナブルな価格に、テロワールを表すような良質さと、満ち溢れる大地のチカラを感じさせる本格派ワインを造っているのだとか。

 

設立より約5年の月日とともに、急成長を続けている同ブランドは、生産規模をおよそ2倍に拡大させる勢いで、同国で最も進化し続けるブランドになったといいます。

 

さらに、蔵を代表するワインでもあるシラーズは数々の金賞を獲得するほか、世界で4位に入るシラーとして評価されたことで、世界中にサン・ファンワインを知ってもらうきっかけになったそうです。

UKをはじめとする、ヨーロッパでは同国の代表ブランドとして注目を集めているとのこと。

 

【代表的な商品】

アルタ シラーズ/マルベック 赤ワイン/辛口/750ml/アルコール13%

アルゼンチンの赤といえば、マルベックといわれているほど、広く知られている商品です。

赤系の干しブドウ・チェリーといった甘い香りに、なめらかなタンニンを楽しめるワイン。

コーヒーやチョコを連想させるような複雑なフレーバーと、果実をぎゅっと閉じ込めたような深い味わい、ソフトな口当たりが特徴的です。

価格、品質ともに納得できる一本です。

 

【相性の良い料理】

牛肉などの赤身の肉料理、餃子など。

アルゼンチンでは、岩塩で覆った赤身肉を炭でじっくり焼いた「アサード」や、炒めたタマネギ・牛ひき肉などをパイ生地で包んで揚げたエンパナーダという料理に合わせることが多いそうです。

日本食だと、シンプルな塩胡椒で味付けをした牛ステーキ、ハンバーグ、ミートパイなどにも合うようです。