どうも、福村康廣です。

 

今回は、スペインのワインと醸造についてご紹介いたします。

 

スペインはイタリア、フランスに並ぶワイン大国で知られ、ブドウ栽培に適した土壌があり、栽培面積の生産量は世界第3位だそうです。栽培面積は1位ですが、乾燥した気候のため、ブドウの木を離して植えるといった栽培方法を行っているとのことです。

150種類ほどあるブドウの中で、主に20~30種類ほどを原料として使用しているのだとか。ほとんどが土着品種で、栽培面積が広く、地域によって風土や気候が違うため、土地の特性を上手く利用したワインが豊富なのも大きな特徴といいます。また、食事との相性が良いワインを見つけられるとも言われているそうです。

土着品種の種類は赤・白ワイン用ともに豊富ですが、長い歴史の中で赤ワインに力を入れ、「テンプラニーリョ」を使用した赤ワインは、世界で代表的なワインで知られているようです。

 

では、そんなスペインのワインとワイナリーを見ていきましょう。 

 

■バラオンダ

1850年創業の歴史あるワイナリーで、4世代に渡って築いてきたそうです。

ペドロ・カンデラ氏が、家に設置した小さなセラーでワインを醸造し、少しずつ売り始めたことから発足したといいます。「バラオンダ社」は、現オーナーであり4代目のアルフレド・カンデラ氏が2000年に新しく立ち上げたそうです。

同社の使命として、「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」「最高の選果、最高の醸造と設備による”クオリティワイン”」を掲げています。

 

モナストレル100%のワインはワイナリーの宝であり、樽を使用せずに醸造するのは、コクや深み、旨味といった口当たりの純度を守るためなのだとか。大きな可能性を秘めているイエクラ地区の「モナストレル」は深みがあり、口当たりの良い自然そのものの味を楽しめるそうです。小さい実で皮がとても厚い品種なため、熟すまで時間がかかり収穫時期も遅く、他国でシラーなど主力品種の補助的な役割として使用されることもあるようです。

 

また、「バリカ」は弾ける新鮮な果実味が特徴で、程よく樽香によってフルボディでありながら親しみやすい口当たりだといいます。お手軽ですが柔らかなタンニンによって甘味を感じられ軽快で純度の高い樽感を持ち合わせた、とてもバランスの良い味わいだそうです。

代表的な商品:バラオンダモナストレル モナストレル100% 750ml