私のパート先の駐車場は、ちょっとした高台にあるため、
隣の建物の3階か4階部分がちょうど その駐車場の横に見える位置にあります。
となりの建物はマンションのようにみえて、ほどよいベランダもあるので、
いつかだれかがベランダにでて、目があうかな?とか
思っていたのですが、
何度そこを通っても誰かがベランダにいることはなく、
洗濯物が干されるとかいうこともありませんでした。
それでも、なんどもそちらをみているうちに、
ある部屋のカーテンの奥に誰かがいることに気付きました。
おばあさんがベッドにこしかけ、同じ方向をいつもむいています。
テレビ📺をみているのかな?
と気づき、それ以降、その特定の部屋に興味を持ち、
いつもそこを気にしてみていました。
すると、かなりの頻度でおばあさんがベッドにこしかけ、📺らしきものをみているらしい
様子を見ることができました。
あ、今日もテレビみてる。
ただ、いつも同じ格好をしているので、心配になりはじめ、そのうち、
そのおばあさんが こちらをみてくれないかな?とか思い始めました。
でも何度そこにいっても、おばあさんがこちらをみることはありませんでした。
今になって気づいたのですが、
実は、その建物は、
マンションではなく、
特別養護老人ホームでした。
特別養護老人ホームとは、生活の上でなにかしらのサポートが必要となった人が
生活の場として、住んでいるところで、
おそらくそのおばあさんも そこを生活の場として、暮らしていたんだと思います。
カーテン越しなので、おばあさんかどうか、実はそれすらもわからないのですが、
どうしても体の大きさや、座っているかんじからおばあさんだと思い、
いつもテレビばかりみていて、大丈夫かなと思っていました。
で、今になって、少し、調べてみると、そのような施設では、
転落とかを防止するため、
ベランダにでることはもちろん、窓の開閉も 気を付けているみたいですね。
自由に窓を開けられるかどうかも あやしいです。
でも、それは危険を回避するためであり、必要なことなので、仕方ないのですが、
それがあのおばあさんがこちらを一度も見てくれなかった理由なのかもしれないな。
とちょっとさみしい気持ちになりました。
一度でも 目があったら、
じゃあ、なにかするかというと、それはわからないのですが、
その時、もし目があったら、どうしたんでしょうね。お辞儀したのかな?手をふったかな?
(自分のことですが、よくわからないです)
私は最近忙しくて、ちょっと余裕をなくしていたこともあり、
しばらく、そちらをみていなかったことに気付き、
部屋を探すと、もうどの部屋かわからなくなってしまいました。
というのも おばあさんがいないのです。
どの部屋もカーテンしかみえなくて、誰かがその奥にいる気配がしなくなったのです。
ちょっとさみしいです。
おばあさんがいなくなった時期に自分が気づけなかったことに、なんだかどうしようもなく、
複雑な気持ちです。
特別養護老人ホーム。もっといろんな人が気軽にいけて、
交流できたら、いいんでしょうね。
私、絵を描くのがまあまあすきなのですが、
いつかボランティアで中に入り、
へたうまな絵をかいて、おばあさんたちにも 描いてみて、といって、
お互いに描いた絵をみて、笑い合えたら、楽しいだろうな。と思います。
そんな日はくるのかな