フォローさせていただいている方の投稿で、車椅子についての話題がありました。
今週は何を書こうかテーマに迷っていたところだったので、今回は自分の経験談を投稿してみたいと思います!
車椅子メーカーはたくさんあるようですが、私は松永製作所さんにお世話になっています
■車椅子使用のきっかけ
長距離歩行がしんどくなったことと、安全面を考えて使用するようになりました。
中学校の修学旅行で某テーマパークへ行ったとき、そこで車椅子を借りたのが初めてでした。
それ以降、大学入学頃までは、イベントの時(旅行や学校行事など)だけ車椅子のレンタルサービスを利用していました。
普段のショッピングモールなどでのお買い物は、体調に合わせて店内の車椅子を借りることもありました。
■購入の決め手になった出来事
購入を決めた時期は、大学入学後しばらく経ってからでした。
障害者手帳(当時3級)を取得した翌年で、福祉制度を利用できるようになったタイミングだったこと。外出先で車椅子を借りる頻度が増えたこともあり、将来のことを考えて購入を決めました。
■日常使用の決め手になった出来事
購入してすぐに車椅子に座って行動するようになったわけではなく、大学在学中は、学校の敷地内では荷物を載せて、手押し車のようにして使っていました。
日常的に座って操作するようになったのは就職してからです。
毎日の通勤(当時は歩いて電車通勤)で歩き疲れ、筋肉疲労を起こして1週間仕事を休むことになったことと。不整脈の症状が出るようになり、服薬を開始したことがきっかけでした。
なるべく体…特に心臓に負担をかけない生活を送るよう、当時の主治医から言われたことが大きな決め手になりました。
■My車椅子購入! 生活のビフォーアフター
【購入する前】
・歩くのがしんどいという理由で、外出をあきらめることが多かった
・歩行に関して、ストレスを感じることが多かった
・疲れがひどく、週末は寝て過ごすことが多かった
・体力と呼吸機能が維持されていた
→ これはあくまでも私の場合。人によると思います。頑張りすぎると逆効果。
【購入した後】
・自分の障害状況やサイズに合った車椅子を使用できる
・移動すること、お出かけへの抵抗が減った
・体への負担が減り、週末は遊びに行けるようになった
・人との交流が増えた
→ 私の場合は介助をお願いする必要があり、誰かと一緒に行動する機会が増えた
車椅子を使っていると目立つので、顔を覚えてもらいやすくなりました(笑)
・行き当たりばったりの行動がしづらい
→ 行先(特に旅行など)のバリアフリーに関するリサーチは欠かせない
→ 公共交通機関などを利用する場合、前もって申し出ておく必要がある
相手もそうだと思いますが、やっぱり気を遣います…
・体力と呼吸機能低下の不安
私が車椅子の使用を拒否していた理由の1つに、「車椅子を使用する=体力、呼吸機能が低下する」のではないか、という心配がありました。
日々「日常生活=リハビリ」だと実感しています。
・病院で教えてもらったリハビリを、家でも続けること
・規則正しい生活を続けること(寝込まない)
・家の中では歩く
これは続けるように心がけています。
■車椅子の日常使用開始から10年。
車椅子購入を決めた時。説明に来てくださった担当さんの前で大泣き…
主治医の先生や親に促されて、泣いて怒りながら、しぶしぶ使い始めたこと。
車椅子に乗って初めて一人で外出・電車で通勤したときの緊張、
その道中で出会った優しい人たち…
振り返れば本当に色々ありました。
そして、これからも色々あると思います。
状況を受け入れるまでには時間がかかるけれど、時が解決してくれる部分が大きいです。
つらかった時は自分しか見えていませんでしたが、周りで支えてくれている家族も、一緒に悩んでたくさん応援してくれました。
今となっては、充実した生活を送るためのツールとして、車椅子という選択肢をとってよかったと思っています