前回の記事の続きです。
あくまでも、ふくまるの場合の対処法ですのでご参考までに。
症状が出たら
■できる限り覚えておく/メモしておくと良いこと
・発作が起きた時間、場所、動作
・薬を飲んだ時間(常用している薬・頓服薬を飲んだ時間それぞれ)
・自分で測った酸素飽和度や血圧などのデータ、測定した時間
・自分で行った対処の内容
上の2つは、必ず先生に聞かれます。
可能であれば紙に書いておくと、誤りや漏れなく伝えることができるメリットがあり、診察がスムーズになるのでオススメです。
対処方法
いつもと違うと感じたら、早めの対処が肝心です。
今回の受診で、発作が出た場合はすぐに、救急車を呼んででも病院へ来てください、と言われました。(すぐに発作が治まると思い込み、1時間近くも家で様子を見ていました。反省・・・)
以下、今回行った対処方法など。参考までに。
・周りの人に状態を伝える
今回は家で発作が起きたので、家族に発作が起きたことを伝えました。
家族に限らず、日頃から職場や友人などの協力者へ、緊急時の対応や連絡先を共有しておくことを心がけています。
・心を落ち着かせる
不整脈は精神的な作用が大きいようで、不安になりすぎると悪化することがあります。深呼吸をする、薬を飲む(頓服薬があればそれを飲む)などして、とりあえず落ち着きます。
・酸素飽和度を測る、血圧を測る
体の状態を数値化して、客観的に状態を把握。
・人工呼吸器をつける
発作が起きた時、というよりは、普段、「少し調子が悪いかな?」と不調を感じた時や、体を休める時に行ったほうが良いです。
過去に慢性呼吸不全で入院した時、人工呼吸器をつけて換気を良くしたら、不整脈の発作が全く起きなくなったので、今回試した方法。
心臓と肺の機能は互いに関係しあっているため、呼吸を安定させると心臓も安定するはずですが、今回は一時的に発作が治まりかけたものの、効果はほとんどなかったです。。これは不整脈の種類によるのかもしれません。
・病院へ行く
保険証、診察券、おくすり手帳。
その他、水(心を落ち着けるためのアイテム)を持っていきました。
夜遅かったため、ほぼ待ち時間なく受診できましたが、検査の準備に時間がかかり…
救急外来を受診する場合、事前に電話で症状などを連絡しておくと、もっとスムーズだったかもしれないね、と家族と話していました。
・安静にするときの姿勢
仰向けで寝た状態になるとかえってしんどくなるため、一般的には少し体を起こした感じ(ふくまるの場合は体育座りまたは前傾姿勢)だと楽になるようです。
病院でも、ベッドのリクライニングの位置を調整してもらえたりします。
心の安定は、体の安定
私の今までの経験から。心の安定は体の安定につながると思っています。
先生にも言われましたが、循環器系の疾患は精神的な作用が大きいようです。
そのため、日頃から、自分の心を落ち着かせるための、心の中で唱える言葉を準備しておくといいです。
私の場合は「いつもありがとう」「すべては必然である」です。
体の調子がおかしくなると、イライラします。すごく腹が立ちます。
なんで、どうしてこうなった、と自分を責め、悲しみ、時には生きている意味を考えたりすることもあります。
でも、自分の体は、自分が起きているときも寝ているときも、どんな感情を持っていたとしても、絶えず生き続けようと頑張ってくれています。
そんな中で、今回のような突発的な体調不良は強いSOSサインなのだと思います。
異常を出すにもエネルギーが要ります。後々のリスクもあります。
それでも、生きていくために、ハッキリとSOSサインを出してくれる体。
その頑張ってくれている体に怒りや悲しみを向けるのではなく、改めて「いつも頑張って生きてくれて、生かしてくれてありがとう」と感謝をする機会でもあるのだろうと、改めて思いました。
過去に本屋さんで立ち読みした、故・瀬戸内寂聴さんの著書。
詳しく覚えていませんが「体の調子が悪いときは日頃の感謝をして、良いことを考える」という内容だったことが印象に残っています。
この話を読んだ時は、こんなの綺麗ごとだなぁ…なんて思っていたのですが、風邪をひいたときに試してみたら効果を実感したことをきっかけに、取り入れている方法です。今回も、「いつもありがとう」「すべては必然である」の言葉を繰り返し心の中で唱えたおかげで、多少なりとも冷静さを取り戻すことができました。
普段も具合が悪い時や疲れがひどいときなど、日頃の感謝をしながら寝た時のほうが、マイナス思考のまま寝た時よりも回復が早く、目覚めもよいと実感しています。
みなさんも、気が向いたら試してみてください