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  シュリーマン(1822~90)は伝説の都市トロイア(トロヤ)・ミケーネ遺跡を発掘したドイツの考古学者。

 江戸時代末期の日本を訪れた旅行記でも知られる。

 子どもの頃、ギリシア神話の本をプレゼントされたシュリーマンは、トロイアは架空の都市ではなく、現実に存在したのではないか? と思い、いつか発掘してみたいと思う。

 彼はホメロスの詩の歴史性を信じた少年だったのだ。

 しかし、彼は貧乏人の子。

 貧しかったために学校を退学。

 発掘するには財力がいる、そう思った彼は、少しでも給料の良い職業について金を稼ごうと、食品会社の徒弟になり、スキマ時間で語学の勉強することにする。

 なんと彼は数ヵ国語を勉強し、高等教育を受けることなく独学でマスター、給料の高い職に転職していく。(※自伝では15ヵ国となっているが、その可能性は低いと指摘する声も)

 その後、クリミア戦争で財をなして、発掘成功。

 自伝『古代への情熱』では、彼の英語の習得方法が公開されていて、面白い。

1.非常に多く音読すること
2.決して翻訳しないこと
3.毎日1時間をあてること
4.つねに興味のある対象について作文を書くこと、これを教師の指導によって訂正すること
5.前日直されたものを暗記して、つぎの時間に暗誦(暗唱)すること 

 当時、高校生だった私は、ラクして英語の成績が上がらないものかと、超甘いことを考えていたのだが、シュリーマンの『古代への情熱』を読んで、スンマセン、もっと頑張ります……と思ったのであった。

 

 

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『オタクの読書感想文』黒川蓮

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