人生で初めて出会ったBL漫画は高河ゆん先生の異世界ファンタジー『アーシアン』
友達が貸してくれたのだ。
女の子みたいに綺麗な男の子の天使(異星人)ちはやがイケメン天使の影艶に愛される展開に、こんな美しい世界があるのかと、その世界に引き込まれていった。
天使の世界で同性愛は死罪という設定。
許されない恋だからこその思うようにいかない展開にもどかしさを感じつつもキュンキュン。
ちはやが初めて影艶に抱かれるときに「神様が見てるよ」という言葉が出てくる。
その背徳の感情にゾワッとした。
天使の掟に背いて男性同士で性交渉を持った影艶とちはやは裁判にかけられる。
影艶は堂々とちはやを愛したことは罪ではないと訴えるが、ちはやは影艶のことが本当は大好きなのに彼を守るために影艶とはそんなことはしていないし、彼のことは好きではないと嘘をつく。
ちはやの愛していないという言葉を聞いた影艶は涙を流す。
どちらも悪くないからこそ、最高に切なくなった。
とにかく高河ゆん先生の絵が美しくて大好きだった。
でもなかなか続きが出ないなぁと待ちくたびれているうちに忘れてしまっていた。
ずいぶん経ってから完結版が発売されているのを知り、急いで買ったが、絵がかなり変わっているのがちょっぴり寂しかった。
でも、最後は影艶とちはやは二人になれたのだと純粋に嬉しかった。
それと、私は高河ゆん先生の描いた『若草物語』が好き。
子どもの頃、この世界の名作を父が買ってきてくれたものの文章が硬くて感情移入できず、途中で挫折。
でも、ゆん先生が『若草物語』を描いていると知り、即買い。
高河ゆん先生は1986年に同人誌を見た学習研究社からの依頼で『若草物語』を描き下ろしたらしい。
私は当時の学習漫画的な世界の名作って、あんまり好きな絵じゃない人が多かったんだけど(こらっ!絵の下手なおまえが言うなと言われそう……)
でも、高河ゆん先生の絵は美麗で、少女漫画な世界でサクッと読めて好きだった。
『若草物語』を私みたいに活字で読むのに挫折した方は是非
四人姉妹の愛あるお話です
【若草物語】
南北戦争時代に、父親が従軍牧師として出征。
母と4人姉妹(メグ・ジョー・ベス・エイミー)で暮らす生活を描いた物語。
高河ゆん先生、宝石みたいに綺麗な漫画の世界をありがとうございますm(__)m
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『Hな妊活講座』(※R18な内容があるためご了承くださいませm(__)m)
『オタクの読書感想文』黒川蓮
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