過去の自分から学ぶ処世術
正社員時代
直属の先輩とした会話が
20年以上経った今でも忘れられません。
お昼の休憩時間、
直属の先輩と他部署の先輩(2人とも既婚者)と
他愛もない話をしていました。
基本的に私は聞き役
ブランド物の話です。
あのブランドのこういう商品が
人気だったよねというような話で
ふと、私の先輩が
「みんな持っていたよね~
◯◯ちゃん(私)も持っていたでしょ?」
と言いました。
私は持っていなかったので、
深く考えず正直に
「私は持っていませんでした。」
と答えたら
「えっ、そうなの?じゃあ□□は?」
と違うブランド名を出して話を続けました。
それも持っていなかったので、
「持っていないです。私、ブランド物のバッグ
は一つも持っていません。」
と話したら、他部署の先輩と
顔を見合わせて絶句されました。
そして おかしな空気になりました。
当時、私は普通に答えただけなのに
変な事言ったかな?と思っていました。
ちなみに
ブランド物に興味がなかった訳ではなく
単純に買えなかっただけです
今なら正解がわかります
適当に話を合わせる
コレです
流行りましたよね~とか
周りの子もみんな持っていましたよでも
なんか適当に言えば、良かったんです
「私も持っていました」だと嘘になるので
ちょっと気が引けますが
例えば
欲しかったけど買えなかったんです〜
羨ましかったです。
でも何でもいいから
話に乗っかって会話を続ければ
良かったんですよね
さり気なくヨイショして、先輩の自尊心を
くすぐることが出来れば完璧だったのに。
思えば、ツンツンとまではいかないにしても
意外と尖っていたのかもしれません。
真面目すぎた気もします。
先輩方の自慢話に飽きていたのも事実です。
今でいうマウントでしょうか?
旦那が△△を買ってくれたとか
どこどこに行ってきたとか。
羨ましいとは思わなかったけど
羨ましい素振りを見せれば良かったんですよね。
きっと
常々見下されていたのは感じていたけど
当時の私はそれほど気にならなかった。
同期にされたら嫌だけど
先輩だからそういうもんだと思っていたんです。
そういう“私は気にしていません”っていう態度も
よくなかったですね。
まあ当然ながら
その先輩方と親しくなることはなく
影で思いっきりディスられていたことを
のちに知りました
可愛げのない新人やもんな
そりゃそうなるわ
ブランド話の際も
心を開いて
興味はあるけど高いから買えなかったって
言えば仲良くなれたかも
でも本音を言うと
このお昼休憩が
地獄だったのよ
自慢話ならまだいいけど
夫婦生活の話が多かったの
どんな顔で聞いたらいいんですか
こんな顔とか?
こんなの?
意外とこんな感じで
ランチタイムだよ
でも今ならもうちょい上手くやれるよね