【2025年の交通事故死者数が2547人】
昨日、警察庁から昨年の交通事故死者数が2,547人だったと発表された。“交通戦争”のピークだった1970年が16,765人だったので、そのピーク時の実に15%、約1/7まで減ったことになる。交通戦争時代の悲壮感を知っているだけに喜ばしいものだ。ちなみに死者数の推移は
1970年16,765人→1980年8,760人→1990年11,227人→2000年9,073人→2010年4,948人→2020年2,839人→2025年2,547人
と目覚ましく減り続けた。政府の目標は、2025年までに2,000人以下にすることだったが、平成の終わり頃から減り方が落ち始め、目標は達成できなかった。
21世紀になってから大きく減り始め、やはり車の制御性能のアップ、運転者の安全運転意識の向上、交通違反の取り締まりの強化などが実効性を上げた結果なのだろう。
【高齢者が55.9%を占める】
死者数の年齢構成は、65歳以上の高齢者が55.9%を占めるという。歩行中の事故がまだまだ多いようだ。
都道府県別では、①神奈川139人、②東京134人、③北海道129人、④埼玉125人、⑤千葉122人、⑥大阪120人 と続く。最少は鳥取と島根で年間で17人だった。
人口10万人あたりで比較すると、①滋賀3.85人、②高知3.81人、③大分3.78人、④和歌山3.75人、⑤秋田3.68人 と続き、最少は東京の0.95人。
今年4月からは、自転車の道交法違反者に対する青切符制度がいよいよスタートする。警察庁の本気度次第では自転車を巡る交通事故死者数が一気に減りそうで、自転車運転者の交通ルール遵守意識の向上とその効果に期待したいものだ。