2020年の恋人たち
島本理生著
32歳の女性、葵が、亡くなった母親の意思を注いで
ワインバーを開くという大筋の中で
自身の恋愛にまつわる話。
題名のセリフは、主人公の義妹であり、
夫が詐欺で逮捕されたため離婚して、一人息子を育てつつ新しい恋愛に踏み込まずにいる20代のお嬢様瑠衣に対して、
葵の上司である部長がかけた言葉。
瑠衣は、夫が不正で逮捕され、離婚しており、
「そんな人を好きになった私が悪いんです。だから今も息子や両親に申し訳なくて」
と責任を感じている。
「他人の責任なんて、誰にも取れませんよ。
それは精神の越境行為です。
悔やんだり、不幸になったりして自分に酔っ払うことまで含めて、本人の自由ですから。
他人の後悔する権利まで奪ったら、失礼ですよ」
私も終わったこと、今後起こるかもしれないことを自分や自分以外の子供達のことまで、あれこれ想像して、心配したり、しまう。
他人の公開する権利を奪っているのか!
と、視点の変わる言葉でした![]()
