仕事のご相談で必ず出てくるのが、「上手く行きますか?」という結論を求めて来られる質問です。

カードは現状の立ち位置からみた方向性です。

つまり今のままだとこんな感じの道になりますよということ。

そんなご相談にあたって、みなさんに知っておいてほしいこと。

それは「経験を積むことでわかることもある。」ということ。

 

例えば、誰かが何か変な四角いものを持っています。それは何だろう?と思って尋ねます。それが「知らない」➡「知る」という変化です。

 

しかし名前は聞いたが一体何ができるのか?どんな効果があるのかわからない。なので自分も買って触ってみる。これが「やったことがない」➡「やってみた」になります。でも「やってみた」だけではもしかしたら上手く扱えなくて楽しくないかもしれません。

 

嫌いなピーマンさえ、何度が食べているとそのおいしさが分かったという経験はないでしょうか?私は嫌いなピーマンを時々食べてみるようにしていたら好きになりました。

これが「何度もやってみる」➡「わかってくる」なんです。

上の四角いもので言うならば、触ってその機能が見えてくる。どうやって使うと便利なのかわかる、ですね。

 

そしてどんどん自分で工夫して使えるようになり、新しい使いかたなども習得していくことで「わかってくる」➡「できる人」になっていきます。

 

できる人は増々加速して毎日それを使うようになり、苦労なく日常でできるようになりますし、毎日それを使い続けます。それが「できる人」➡「している人」「なくてはならない」になります。

 

四角いのはスマホです。最初に携帯電話が出た時も、携帯がスマホになった時も一体なんなのそれ?って思いましたよ。特にスマホになったときはフリック入力ができなくて肩が凝りました。でも使えばわかるんです。わかればできるようになり、もう今では何の苦労もありません。

 

さて、まだスマホを持っていない段階で「毎日苦労なくやっている人になれますか?」という質問をいただいても、やっぱりカードは「やってみないとわからないでしょう?」と言います。「楽しめそうですよ」とか「最初苦労しそうだけど」とか「邪魔してくる人いますよ」などとは言ってきますが、最初から結論は出さないのです。それは、あなた自身が何段階も経験して自分で超えていかねばならないからです。

 

反対に言えば、最初の印象ですべてを決めるのもおかしな話だなということ。

最初に嫌いだと思ったピーマンが今では毎日と言っていいほど食卓に上がります。そういうこともあるのです。だから後で後悔しないのは「行ってみたい方へ行く。でも準備はする。」なのだといつも思っています。