月日は百代の過客にして
行きかふ年もまた旅人なり

時は永遠の旅人
移り変わりゆく年もまた旅人


舟の上に生涯を浮かべ
馬の口とらへて老ひを迎ふる者は
日々旅にして
旅を住みかとす

生涯をかけて航路を拓くキャプテン
暴れ馬を手懐け闘うアスリート
毎日が旅であり
旅をすみかとしている


古人も多く旅に死せるあり

いにしえの表現者も
多くが死ぬまで旅を続ける



予も、いづれの年よりか
片雲の風にさそはれて
漂白の思ひやまず
海浜にさすらへ

私も、いつからか
彩雲の流れに誘われて
どうにかなってしまい
試合やショーを彷徨い




去年の秋
江上の破屋に蜘の古巣をはらひて
やや年も暮れ
春立てる霞の空に

去年の秋
全日本では邪を祓って←
時節は巡り北京の
春よ、来い




白川の関超えんと
そぞろ神の物につきて心狂はせ
道祖神の招きにあひて
取るもの手につかず

Faoiチケットの関を超えたいと
そぞろ神がついて心狂わせ
道祖神も誘うので
取るものも手につかず

もも引きの破を綴り
笠の緒付けかへて
三里に灸据うるより
松島の月まづ心にかかりて

スパッツを買い替え
日傘を買い
足三里にお灸を据えてるうちから
松島の月のような方だけ
気になりまくり


そして…



住める方は人に譲り
杉風が別墅に移るに

競技会にいる必要もなくなり
新しいフィールドへ

草の戸も 住み変わる代ぞひなの家

次のステージへと上がる
雛が飾られるような華やかで
寿ぎに満ち溢れる場所へと



ありがとうございます
羽生結弦で生きていくことを
選んでくれはって
ずっと(一生)応援します