〜紀友則


君ならで 誰にか見せむ 梅の花 
色をも香をも 知る人ぞ知る



いったい誰に
見せましょう


色も香りも
ひめやかに

その心を知る人にだけ
                







月夜にはそれとも見えず
梅の花
香をたづねてぞ
しるべかりける


月夜にはそれと
見分けがつかない梅の花は

香りを探してこそ
見つけることができるのです











お越しくだされ







冴月週間
お付き合いくださって
ありがとうございました